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zoom RSS 人生の歩みを確かにするのは、国の役目か?

<<   作成日時 : 2007/09/09 14:32   >>

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台風一過。被害の大きかった地域の方々に、お見舞い申し上げます。
我が家では、上陸当日の夕方には物干し竿を仕舞うなどの準備程度で、過ぎてみれば水害に見舞われることもなくほっとしました。
ただ、玄関先にどこかから折れて飛んできた大きな木の枝が転がっていたので、やはり風の威力がすごかったんだなぁ…と。窓に当たらなくてよかった。
ところで、「国民生活に関する世論調査」の結果を報じる記事を読んで、色々と思うところがあったので、今日はこれ。

■日常生活、50代にして「不安」7割 求められる社会保障改革
SankeiWEB http://www.sankei.co.jp/seikatsu/seikatsu/070909/skt070909000.htm
内閣府が行った「国民生活に関する世論調査」で、日常生活で悩みや不安を感じている人が69.5%となり、昭和56年以降で過去最高となったことが8日、分かった。具体的には「老後の生活設計」を挙げる人が最も多く、政府に対して「医療、年金などの社会保障構造改革」を求める人が7割を超えた。高齢化が進む中、年金問題などで暮らしへの不安の高まりが背景にありそうだ。

 調査は今年7月、全国の成人男女計1万人を対象に実施し、有効回収率は60.9%。日常生活で悩みや不安を感じている人は、平成18年10月に実施した前回の67.6%より2ポイントほど増え、69.5%だった。とくに50歳代は顕著で、76.2%が不安を感じている。

 悩みや不安の内容(複数回答)は、「老後の生活設計」が5年連続1位で53.7%。「自分の健康」(48.3%)▽「家族の健康」(39.8%)▽「今後の収入や資産の見通し」(39.0%)−が続いた。政府に対する要望(同)では、「社会保障改革」が72.4%で、4年連続1位。次いで「高齢社会対策」(55.8%)▽「景気対策」(49.6%)が上位を占めた。現在の生活に対する満足度については、「満足」が前回より3.8ポイント減り、62.7%。反対に「不満」が3.5ポイント増え、36.0%だった。

確かに今は老後の生活設計が立ちにくいと思います。
「きちんと払っていれば必ずもらえる」はずだった年金について、これだけ役人が好き勝手遣い込んでいた上に、これまでの「よろしく頼む」方式の管理ではマズイと思った政治家が制御に乗り出したとたん役人のトップである高級官僚たちが叛旗を翻すような状況では、そりゃ不安にもなりますよね。

そんな中、以下の記事では若い世代にそういう状況がどれだけ影響を与えているかがよく分かります。

■20代の5割超が「今楽しむ」より「将来に備え」
YOMIURI ONLINE http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/kyousei_news/20070909-OYT8T00074.htm
 内閣府が8日に発表した「国民生活に関する世論調査」で、日常生活で「悩みや不安を感じている」人は過去最高の69・5%に達した。毎日の生活を楽しむより、貯蓄や投資など将来に備えると回答した20歳代の若者が23年ぶりに5割を超えた。

 内閣府は「年金記録漏れ問題などをきっかけに、将来への不安が高まっている」と分析している。

 調査は7月、全国の20歳以上の男女1万人を対象に行われ、回収率は60・9%だった。

 悩みや不安の内容(複数回答)は、「老後の生活設計」が53・7%で最も多かった。

 今後の生活で、「貯蓄や投資など将来に備える」か、「毎日の生活を充実させて楽しむ」かを聞いたところ、全体では「生活を楽しむ」が過去最高の60・5%で、「将来に備える」は30・2%だった。しかし、20歳代は「将来に備える」が前回調査より9・2ポイント増の52・5%、30歳代も4・5ポイント増の51・6%で、若年層では大幅に増えた。

若年層の半分が「将来に備える」としていることに対して、かの細木数子先生はTV番組でえらい批判をしていましたけど、私はそれが当然だし、悪くないと思いました。

今の20代〜30代というのは、20数年前まで当たり前だった大企業の「終身雇用」の恩恵もなく、年金制度に関しては今回のドタバタ以前に少子高齢化が重要な問題として挙げられるたびに「今の制度では自分たちは貰えない」ことを認識しているわけですし。
ある程度の社会や制度の変化によるリスクを、極力吸収できる方法を考えるのは当然です。むしろ健全。
自分の足元をどのように固めるか、国や制度に全部を任せない考え方というのは、これからもっと必要になるでしょう。
ですが、若い人たちのそういった考え方が「国や制度に対する不信感」を元にしていることは、政府には重要な問題として認識してほしいと思います。


また、細木先生は「若い人たちが色んな経験をしないことや、そこで金を遣わず貯め込むことで景気も悪くなる」というようなことを言ってましたが、この世代は「自己投資」についての価値観や基準と言うのが確立されている世代。
今後必要だと思われる資格を取ったり、自分に必要な物事には有形無形に関わらずお金を遣うんです。
これまでのような「使い捨て」的な消費をしないだけで。

団塊世代が金を使い果たした時、若い人たちの価値基準に適う品質の商品やサービスが提供できなければ、日本の企業や経済というのは失速すると思います。
これまでのつもりで「モノを売ろう」としても売れなくなる、しかも必要十分なサービスが海外にあれば、それを躊躇い無く利用する顧客ですから、資金がどんどん海外に出て行く可能性だってあります。

本来であれば、そういう若い人たちもどこかの企業に勤める人たちではあるハズなので、自分たちが「あったらいいな」と思う物事を企画して採算が取れるようにできれば、新しい分野やコンセプト商品などが業績を伸ばして日本全体としては競争力を保っていけるのだろうと思いますが、雇用形態が変化していることで、実は派遣であったりとか企業に対する帰属意識が希薄であったりとかで、有効にアイディアを吸い上げることができない可能性も高いですよね。

最近では高価でもMade in Japanの高品質をウリにした、『ブランド内ブランド』とでもいうような商品が出てきています。
元は資産持ちの世代を狙ったものかも知れませんが、良い物を長く使いたいというのは、むしろ若い人たちが「手が届きさえすれば」と考えているでしょう。そういったニーズや、長期間のメンテナンス需要に対応できるシステムを確立し、安価量販と両立できた企業がこれからは生き残るのかも。

あとは、日本の伝統工芸なんかは、伝統的なデザイン+モダンという方針が出てきているようなので、これから好調かなぁと思ったりもします。
後継者不足で存続の危機といわれるものも多いですが、良さが認識されれば、後継者というのは数が少なくとも出てくる可能性は高まるもので、収益が上がって「それで食える」となればもっと可能性は高くなります。そこを上手く利用して、積極的に継承者を育成することも大切ですね。


…などと考えつつ、現在の生活に対する満足度について、「不満」と答えた人たちのうち増えた3.5ポイントの方々というのは、どういう生活レベルの人たちなのかが気になってしょうがないんですが^^;

これだけメディアが「セレブ、セレブ」と煽り「格差、格差」と騒いでいることを考えると、出てきた数字の割合だけでなく、その背景まで考えて数字を読むことが必要なんじゃないかなぁ。


いずれにしろ、与えられた条件内でどう向上を目指すかということは、個人次第でしょう。
国の制度や社会保障というのは、社会の水準と秩序を維持するために絶対に必要な“コスト”だと考えるもので、それによって“自分や誰かが特別に得をするためのもの”ではないことは広く認識されるべきだと思います。

何十年も前から「国による老後の保障」を約束されていた一定年齢以上の人たちを除いて、今から老後のために年金型の保険だとか信託だとかの手段を用意できる人たちに関しては、むしろそういう選択肢を充実させるための制度支援なんかも国がしていくべきじゃないかなぁ。

両方のやり方が上手く両立していくことで、少子高齢化社会であっても必要以上のコストをかけずにみんなが社会の豊かさを享受できることになるんじゃないか…そんな理想があってもいいと思うんだけどな。


なんか、まとまりのない文章になっちゃったけど。
…最近、声高な不満しか聞こえてこないからさ^^;

個人的に仕事の場でも、同じような状況に見舞われていて、色々思うところもあって。
なんで目の前に方法が転がっているのに、自ら仕事を確保しようとしないんだろうかと。で、そういう人に限って文句言うんだよね、会社に大事にされてないって。

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内 容 ニックネーム/日時
はじめまして、「ねんきんどっとネット」と申します。
http://xn--w8j3ctfb.net/

個人サイトで、前柳沢大臣の「女性は産む機械」発言問題から、「現状を変えると決め」日々サイト更新を行っています。

で、最近、衝撃の現実が見えてきました。

「小泉構造改革は、貧民を増やした中国の文革と構造的には同じだということです。」

今のままでは、「悩みや不安」を持っている国民の多くの生活は、ますますひどくなることが確実です。

私たちはこの現実に目をふさぐのではなく、まったく機能しないマスコミに代わって、この現実を変えるべく、この問題を大騒ぎしていきませんか?
最初は当サイトのように、気づいたブロガーが、どんどんブログなどで、大騒ぎするだけでいいと思います。

昔の安全・安心で人々の生活に希望が満ちていた日本に戻すべく、ぜひともご協力ください。よろしくお願いいたします。m(_ _)m
ねんきんどっとネット
URL
2007/09/09 17:30
ご無沙汰してます。

最近、私はブログの方はやや手抜き気味になってきてますが、どうにか
続いています。
話は全然変わりますが、私は今年も夏から秋は文化研究の知人と旅に出
る事が多かったりします。それが私の場合、気分転換になっています。

知人の映像ですが、いいのが色々ありましたので、気分転換にご覧いただ
ければと思います。

大曲の花火
http://www.youtube.com/watch?v=BmcaZel6FTY

七頭舞
http://www.youtube.com/watch?v=7rhxiksVI84

鬼剣舞
http://www.youtube.com/watch?v=Lvp20VoO3Gc
http://www.youtube.com/watch?v=rW3Vc9crmAQ

弘前ねぷた祭
http://www.youtube.com/watch?v=pHtSgYPoVO4

地方のお祭りなんですが、なかなかいいですよ。
morokuzu
URL
2007/09/09 22:27
>ねんきんどっとネットさま
コメントありがとうございます。日々の更新、お疲れ様です。
…というか、こちらはそういう主張のサイトではありませんので^^;

 >昔の安全・安心で人々の生活に希望が満ちていた日本
絶望者が一般人の目に見えるところに出ることができなかったっていうだけでは?
そういう「ある状況下の人」を排除し見えないようにする安全・安心・希望よりも、今の社会保障による底上げの方がコストもかかりますし、難しいものです。今よりも良い制度を実現できたとしても、それは変わりません。
有権者の意識向上と、政治家や公務員の意識改革は必須です。でないと無限に金がかかります。無い袖は振れないんです。
ねこねこ
2007/09/10 01:26
>morokuzuさん
こちらこそ、ご無沙汰してます!
最近、また面白い記事をお書きになってますね(笑)
こっちで取り上げようかどうしようかと迷ったネタですが、結局書きそびれています^^;

ねぷた祭りは、雨模様だったんですねぇ。残念。
舞の画像はいずれも奉納舞のようですね。いつも良い画像をご紹介ありがとうございます。
いずれは各地のお祭りや神事を見て回る旅行がしたいです。
ねこねこ
2007/09/10 01:35
ねこねこさん、返事ありがとうございます。

ねぷた祭の雨は私が降らせたのではありませんよ。w
傘を持って行かなかったので、まずいと思いましたが、駅前交番の屋根付きの駐車場に飛び込んで、難を逃れました。

毎奉納は1200年続くと言われている神社の祭です。東北では割と有名な伝統芸能です。
夏から秋にかけて東北ではこういった祭りが多数ありますので、ぜひ出かけてみて下さい。

>最近、また面白い記事をお書きになってますね(笑)

最近、東北地方の政治家も応援しなくてはという使命感に燃えて w 、小沢民主党を応援する記事を書いています。ww
特に深い意味はありません。www
morokuzu
URL
2007/09/12 00:03

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