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zoom RSS 『民間防衛』を読んで驚くΣヽ(゚Д゚; )ノ

<<   作成日時 : 2005/11/18 13:32   >>

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出版されてすぐに手に取った方には、「おせーよ」と言われるかも知れませんが・・・。
やっと読み終わりました。
民間防衛 新装版―あらゆる危険から身をまもる


スイス政府によって、スイス国民の為に配布された各家庭対象の危機管理マニュアルのハズなんですが・・・。

「これは日本でも役に立つ!」と切実に感じたのは私だけじゃないと思う。

とりあえず、スイスってどんな国?を改めて。
Wikipedia−スイス http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%82%A4%E3%82%B9

外務省HP−スイス連邦 http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/switzerland/


地理的に、フランス・ドイツ・オーストリア・イタリアにぐるりと取り囲まれたロケーション。
これだけ考えても、永世中立の立場を保ち、自国を侵略から守ることがどれだけ困難か容易に想像できる。何しろ、それぞれに野心満々な隣国たちとは地続き。日本のように四方を海に囲まれた島国とは訳が違うのだ。

本を開くと、まず冒頭で「守るべき国の理想の形」を高らかに宣言する。
自由 独立 それの上に成り立っている個人の財産と権利である。

そして、次に理想通りにはいかない現実の問題が無数にあることも、政府自ら告白している。

その後は、理想とする国の形を守る為に国民が負うべき義務と果たすべき責任が事細かに書かれ、また一方でこれまでに経験した戦争から、事態がどのように推移するかを分かりやすく説明し、各局面における展開と国民が為すべき最良の選択を記載している。

驚くべきは、有事にあたって男女の役割を明確に区別していることだ。
しかし、四方を他国に直接囲まれているスイスにおいては、基本的に“銃後の守り”は存在し得ない。ひとたび紛争の狭間に立たされれば、“座して帰りを待つ”余裕なんかどこにもないのだ。家庭の主婦、最前線の兵士になる限られた年齢の幅に含まれない男性、病人や一定年齢以下の子どもを除く全ての人が国を守る為の何らかの役割を必ず負う。
そして、この勇敢な国は「責任を持って義務を果たす国民以外は、助けられないこともありますよ」とはっきり言い切っているのだ!

防災体制についてはより専門的に分析したサイトもあるようなので、私が読んだ感想だけを書かせていただくが、日本が第2次大戦下で実施していた“隣組制度”の内容を、具体化・細分化して明確に定めたもの・・・と解釈した。国が統率する軍や防災組織との連携が上手くいくように訓練されれば、「どこに何がどれくらい必要か」が分かり易いので、ムダな動きが省けるだろう。
実際の非常事態では、これだけの準備をしていても混乱するだろうが、何の備えもなく混乱するよりも無秩序状態になり難い、またなっても回復は早いはずだ。


・・・と、真面目に本の紹介を書いてみたんですが^^;
一言で言うと、
「主婦こそが読むべき本」
だったりするかなと。

すごーく気楽に書いちゃうと、
緊急時に備えて食料や燃料、資材などを備蓄・保管して管理するとか、
(冷蔵庫の中身を管理してたり、暖房用の灯油を管理してたりしますでしょ?)
イザという時の情報の管理・伝達だとか、
(子どもの学校からの連絡を受けて、必要ならご主人や実家に連絡を取ったり近所で情報交換したりしますでしょ?)
傷病人の手当てや子どもたちの世話だとか、
(家族のちょっとした怪我や病気のお世話や、子どもの面倒見たりとかはしますでしょ?)
などなど・・・普段の生活の延長上にあることが多く書かれているので。


これは、あくまでもねこねこの捉え方なんですけども・・・
戦争って、最も最悪な人為的災害だと思うんですよね。
災害規模としては、大地震とか大型台風・ハリケーンとかと同じ。

であれば、備えとしては同じ筈なんですよ。人災も天災も。起こってしまえば。
しかも、天災なら他国から援助もアリかも知れませんが、紛争とかになっちゃうと、その時の国際情勢によっては援助が来ない可能性があるっていう部分がサイアク。

・・・で、素朴な疑問。
天災は「いつか自分のとこにも起こるかも知れないから、避難袋用意しとこ」と思う人が、
ナゼ、武力紛争に関しては「日本で起こるわけないじゃん」とか思うんだろうかと。

この本を読むと、経済戦や心理戦についても日常起こり得ることが書いてありますが、心理戦については最近の出来事と照らして実感しました。
「あ、ほんとだ。これだこれだ。侵略され済みの人いたいた」ってw


一つ気をつけなければいけないのは、スイスの理想がそのまま日本に当てはまるわけではないってこと。そして日本は「守るべき国の理想形」をこれから確立するところから始めなきゃいけないってこと。

国として「何を何の為に守るか」が確立できなければ、「守る方法」だけを論じていても机上の空論。既に侵食され始めてるのに、社会的に大きな問題として取り上げられないのがその証拠。

あまり時間は残ってなさそうです。
民間防衛―あらゆる危険から身をまもる

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
どうも、葉月です。スイスは「一家に一挺自動小銃」っつー土地ですからね。世界最高峰の銃器メーカーがあるのもスイス。
ただ日本人はそれを知らないで、「スイスみたいに戦争をしない中立国になりたいから武器はいらない」なんて世迷い言を言う人がいらっしゃる。現実はシビアなんですがね・・・というのが、私のスイスについての所感です。
確かフィンランドも似たようなもんだと聞いた事があります。

私は「何のために何を守るか」を確立していて、それゆえに嫌韓を名乗ったりしてます。今更日本人に愛国心を求めるのも無理ですが、当たり前の日常とささやかなロマンを守るためにはこの辺で戦わねばならないように思えます。今なら流血無しで済みますし。

葉月ち(笑
2005/11/18 17:32
>葉月さん
こんばんは。葉月さんのいつも揺ぎ無い姿勢に感服してます^^

今の日本に決定的に欠けているのは、
『国として何の為に何をどのように守るか』
という姿勢かなと思うんです。
ナゼ欠けているかっていうと、主権者である国民が無関心だったからなんでしょうね、これまでの自分も含めて。

スイスが今の形になったのは、過去の2度の大戦を経て「どーやってでもスイスはスイスであり続けたい!」っていう強い意志を持ち続けているからですよね。

>「一家に一挺自動小銃」
政府発行の書籍に“レジスタンス”についてまで明記しているお国柄ですから・・・^^;
万一侵略・占領されたら、地下に潜って時機を待て!って。読んでて「すげぇ」と思いました。

ねこねこは「当たり前の日常は何を土台にしているのか」を主婦なりに考えることで、戦いの一端を担っていきたいと思います^^
ねこねこ
2005/11/18 19:07

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