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zoom RSS いちいち他人事

<<   作成日時 : 2009/10/29 15:54   >>

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昨日は時間もあったので、衆議院TVで中継流しっぱなしにしてました。
その後TVではやっぱり取り上げてないですね。
ちょこっと切り貼りしたもので「鳩山vs谷垣」的な娯楽に仕立てて、何がニュース番組かと。

麻生氏が首相のときの党首討論以来思ってたんですけど、鳩山首相て話すの下手ねぇ。
だらだらと長くて二重否定なんかも多いので、聞いていて眠くなります(笑)
答弁の歯切れとか話し方は菅副総理のがお上手ですね。
国家戦略局って何するところなのか、具体的構想もなしに立ち上げたの?という疑念は拭えませんけど、どっちかというと菅氏の答弁の方がよほど首相答弁っぽかったです。
実際普段のニュースと首相取材を見比べていると、情報把握は菅氏と小沢氏がやっていて、いつも鳩山首相が蚊帳の外という印象がありますけどね。わざとやってるなら相当なタヌキなんでしょうが、天然っぽく見えるのはねこねこが騙されているのでしょうか(笑)

とは言え、「あ〜天然キャラだから(笑)」で済むのは国内だから。
対外的に首相発言と閣僚発言がどれだけ重いものなのか、いい加減この内閣は自覚したらどうなんでしょ。

普天間の問題でも、外相が
「嘉手納統合案は個人の案」
だと沖縄県知事に説明したとありますが、情報は世界中に流れるわけで。
どれほど個人の案として研究していようが、首相の方針が「沖縄の人たちの気持ちも汲んで、最後は自分が決めます」というどう決まるか不透明なものである以上、外相発言はその分方向性の一つの目安情報として重く捉えられ、それによって他国の行政一部門の運営やらコストやらが左右されるということが理解できない方が不思議です。

これが首相の方針がはっきりあって、現実的にキャンプ・シュワブ沿岸案を進めるが環境へのダメージなど前政権の調査に不備があるので時間が必要とか、県外移設の候補地が既に新政権の下絞り込まれていてそっちに道筋つけるから待ってろとか、そういう話なら閣僚がどう発言しようが内閣はその方針に添って動いていくものだとして、例えば米国も交渉のしようがあると思うでしょう?

現在の米国の鳩山首相に関する報道は、おおむね「話すだけ時間の無駄」といった調子で、日本の新政権がどうのというよりも鳩山首相を名指しで批判するものも上がってきているようです。

当たり前です。
何でも交渉ごとはそうですけど、交渉の窓口はどこか、交渉の最終責任者は誰か、自分と相手の交渉方針に現時点でどのくらいの差異があるか、それを把握した上で条件のすりあわせをします。
今回政権交代で窓口も最終責任者も変わりました。
さてじゃぁ変わったところでこれまでの交渉内容が引き継がれないらしいとなり、何がどのくらい変わるものなのか見極めた上でできればこれまでの交渉内容をできるだけ大幅に通したい。

で、担当者がちょっと話をしてみる。前哨戦的な感じですね。
ところがですよ。
交渉窓口からは以前没になった案が出てくるわ、最終責任者の方針は抽象的だわ、地元のコンセンサスは取れてないどころか新しい火種になるわ、何かしらはっきりするまでそこに時間とコストはかけられないと思うでしょうね、普通。同時に他の選択肢考えますよ。
これが例えば他の選択肢がある企業間の交渉だったら、すぐにでも交渉打ち切って同業他社へ話持っていきますよねぇ。

お互いに、国と国の締結している条約に基づいた義務もあるし、現在は経済上の縛りもあるし、よほどのことが無い限りは今日明日すぐにどうかなるってわけでもないのは、この10年待たせてるということが証明済みではありますが…何もせずに待っててくれたわけじゃないからなぁ、米国も。

これまでの政権は、信頼関係の構築に「金」が遣えたわけですよ。
具体的な約束をしてそれを履行することで信頼を勝ち取ってきたわけで、一時期北朝鮮の核開発や核実験、ミサイル発射があった際、日本の核武装の可能性についての米紙報道や日本の自主国防、憲法改正についてアメリカが容認する気配を見せたことや、国連における日本の強い姿勢のバックアップというものは、そういった信頼に基づいたものです。

それが「日本は米国の財布か!」と批判される所以でもあったわけですが、その時使えるものを最大限利用して関係構築をしてきたという意味では分かりやすいですね。ここ最近の自民党政権では、これまでの実績やこれからの約束を担保として、米国に動いてもらうという見返りまで引き出してきたわけです。

今政権では、まずこれまで使えていた「金」を封印。
手足を縛られてるので国際的な殴り合いに参加できない日本としては、経済力が武器だという認識は一般人も持っていたと思いますが、経済力も首を傾げる程度に失速してきた上、武器も手放すとなればあとは交渉力だけです。

ところが実際交渉する立場の人間は上に書いた通りで、首相も対等な日米関係をどう作るかという戦略なし。国家戦略局がそれをやってもよさそうなものですが、特に方針の表明もなし。

米国は極東の政策について、既に別の選択肢も視野に入れていると考えておいた方がいいと思います。
(ゲーツ国防長官が訪日後の訪韓で出した共同声明、必要以上に熱かったですけど、あれは当てこすりも含んでるっぽいw ただ、訪日の際の栄誉礼も北沢防衛相との会食も“断られた”、これは結構重大な意思表示ですよね)

東アジア共同体についても鳩山首相が「アメリカも入れてはどうか」という発言で、いかにも主導権を握っているような顔をしていますが、ASEANと米国の首脳会議もありますし、その結果によっては東アジア共同体どころか、アジア域での日本のプレゼンスも完全に失われることになりかねませんね。
ただでさえ中国の経済的な台頭で、日本のこれまでの立場も綱渡りでしたからねぇ。

日本は早急に交渉の方針と今政権の求める着地点を定めるべきです。
「結論は急がない」とか悠長に言ってる場合でもないですよ?
結局二転三転した挙句に現在の案にまとまったら、元の負担分にプラスして時間がかかった分の余計なコスト負担を米側から求められる可能性だってあるんですからね。
全部見直して交渉を一からやり直すとかやらかすなら、核の傘をはずされた場合の自主国防の議論もいい加減やっておいて頂かないといけませんし。
(個人的には、米議会で保守層からウケの悪いオバマ大統領ですから、対日政策を転換しようとなったら保守層の意見を容れる可能性も高いと思います。米国の保守層はおっかないですからね。あんまり言を左右にやりすぎると、北朝鮮をなんとかする前に日本再占領とか言い出しかねませんよw まぁ再占領はともかく、直近の北朝鮮のミサイル発射にしても、首相に直接情報いってない感じもありましたしね…危ういです)


経済政策についても、谷垣氏の質問に答えて
「あなた方に言われたくありません。こういう財政をしてきたのは誰ですか」

( ゚Д゚) …

そういう財政を見てきて、自分たちが政権を執ったら変えられると訴えて選挙で勝ってきたのでしょう?
この言葉に続くのが、「これまではここがダメだった、そこもダメだった、だからこうしていきます」という政策なら話の流れとしては分かるんですが、出てくるのは「政治主導」。
政治主導で「何をさせるのか」を聞いているわけで、それが出てこないのがやはり首相の他人事的姿勢に見えるわけです。
一言で言えば、「みんなにお任せ」。


「政治主導」を掲げる以上大臣が頑張るのは当然ですけど、各省庁の責任者を束ねる最終責任者は鳩山首相。

一歩譲って、各大臣が仕事を始めてまだまだこれから結果が出てくるんだというのもまぁ分かりますけど、それにしたって方針くらいあってもよさそうなものです。
物事が動き始めて一気に報告が上がってきたときに、あちらを立てればこちらが立たず、みたいな状況で差し戻しと調整に時間を費やした挙句に全て破綻する、なぁんてことだけは避けてほしいものですね。


で…、鳩山首相がここまでお飾り化されてるのって
虚偽献金とかで訴追免れないという見込みだから…だったりするのかしらやっぱり。
組閣の段階で副総理導入して、菅氏が臨時代理就任順位第1位。
既に情報や実務は菅氏のとこにいってるっていうのが実情かもね。

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
あなた方には言われたくない、この一言だけでも許せない気持ちが湧き上がってとまりません。

閣内不一致、言動のブレ等々散々野党時代に与党側を散々糾弾していたくせに自分たちが与党側になった瞬間からのあの開き直りっ振り。ほんと見識を疑いますわ。

クレーマー対応時の大鉄則は、対応する側が必ず一貫した方針、姿勢をもつこと。人によって話が変わるとつけ込まれるもとです。それを地でいってるのが今の内閣かと。まあちょっと話の次元が違います、失礼しました、ですが(苦笑)
ファイブ
2009/10/31 20:37
>ファイブさん
閣内不一致の上、行政と立法を左右の手に持って…なんて副総理が言ってるような「革命」政権の割りに、批判されると相手のせいとは恐れ入りますよねぇ。

今の内閣の状況をクレーマー対応の例で解釈してみると、要は企業側の対応方針が全くなくて、対応した担当者がそれぞれの「個人的な意見」を言っているというところでしょうか(笑)
これでは付け込まれるだけですし、クレームの中には企業側のシステム的・体質的な問題を浮き彫りにするものもありますから、「有用なクレーム」を活用することもできませんね。
ねこねこ
2009/11/02 19:31

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