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zoom RSS 今日は広島原爆の日

<<   作成日時 : 2009/08/06 16:33   >>

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今日は広島原爆の日です。

多数の犠牲者の方々へ、改めて祈りを捧げます。
また世代を超えて今なお後遺症に苦しむ方々へ、心からお見舞い申し上げます。

世界が核の兵器としての力に誘惑されるのを止め、
人類の社会を潤すエネルギー源として活用し
活用する上での大きな欠点を克服する技術を
または、そういった危険を伴わない新しい技術を
開発するために知恵を結集できる日が
いつかやってくることを、強く祈っています。


これまで、広島と長崎という被爆地は、反戦平和のシンボルとして、ともすれば左翼系の団体に利用されることが多かったと思います。
ですが、米国がオバマ大統領の下、明確な意思表明をしたことでこれまであまりなかった動きが今年は目に付きました。

原爆投下「許しを請いたい」 国連総会議長が訪日前会見
asahi.com http://www.asahi.com/national/update/0731/TKY200907310047.html
 8月6、9日の「原爆投下の日」にあわせて広島、長崎を訪問する国連総会のデスコト議長(ニカラグア)が30日、訪日前の記者会見を開いた。カトリックの神父でもある議長は、広島に原爆を落とした米軍機の機長について、「彼は良心を無視して、命令だけに従うように教え込まれていた。キリスト教社会を代表して、許しを請いたい」と語った。

 議長は原爆投下は「人類の歴史における大変な悲劇だ」として「二度と繰り返さないためにも忘れてはならない」と強調。被爆者に直接会って、核廃絶への協力を呼びかける考えを示した。また、米ロの戦略核兵器の削減合意など核保有国の核軍縮傾向を歓迎するとともに、「核不拡散を達成する唯一の道は、(世界中の)すべての核兵器を無くすことだ」として、北朝鮮などの核開発を牽制(けんせい)した。

 議長の訪日は8月3〜9日の日程で、東京で中曽根外相と会談した後、広島、長崎で開かれる平和式典に出席するほか、長崎では平和市長会議の総会で演説する。

これまで、こんなことを公に発言した人がいたでしょうか。
ねこねこが知らないだけかも知れませんが、国連での認識はこれまで
「あの戦争は日本が悪かった」
とする認識がまだ根強く、端的に言えば「悪を懲らしめた」と見られていたように思うのです。

これだけの認識の変化は、北朝鮮の核問題について米国の影響力を利用しながら絶えず厳しく国連に訴えかけた、日本の外交の成果の一側面として捉えることもできるのではないでしょうか。

ただ、上記記事のデスコト議長の「許しを請いたい」という言葉は心に響いてきますが、あの原爆投下が戦争を終わらせたのは事実です。
許す、許さないの問題ではなく、日米ともに総力戦だった、それだけのことです。
原爆投下がなければ、日本全土でゲリラ戦が展開され、日本は復興できないほど人材的にも文化的にも荒廃した可能性があります。

なればこそ、そんな戦争はもう二度とどこの国でもやるべきではないと思います。
それを一番望んでいるのは、他でもない日本であることを、今回の式典で海外の方にも知っていただけるきっかけになったのではないかと、以下の記事を読んで感じました。

64回目広島原爆忌、核なき世界の到来願う
YOMIURI ONLINE http://osaka.yomiuri.co.jp/news/20090806-OYO1T00686.htm?from=top
 「核兵器が悲惨な結果をもたらすこと、広島の人々が核廃絶を切望していることを、自国でぜひ、伝えてほしい」。平和記念公園内の会議場で、元英語教諭の松島圭次郎さん(80)(広島市佐伯区)は、平和記念式典に参列した国連総会のミゲル・デスコト議長(ニカラグア)や各国の大使らに被爆体験を英語で語り、力強く呼びかけた。「あなた方が努力してくれたら、もっと平和な世界を築けるはず」。そんな願いを込めた。

 爆心地の南約2キロにあった広島工業専門学校の教室で被爆した。空にB29爆撃機を見た時、オレンジ色の光とごう音に包まれた。やけどは免れたが、飛び散ったガラスが全身に刺さった。

 郊外の母のもとに向かう途中で見たのは「地獄の光景」だった。全身が焼けただれた子や、腕を突き出して逃げる幽霊のような人々の姿は、脳裏を離れない。

あの日、どこで、何をしていたかで、人の運命が決まった。64年たっても、放射線は被爆者をむしばみ、不安に陥れる。その事実を伝え続けるのが、助かった者の使命だと思ってきた。

 この日の証言は、市に依頼された。会場には、核保有国・ロシアの総領事、事実上の核保有国とされるイスラエルの大使もいた。

 「原爆死没者慰霊碑の『過ちは繰返しませぬから』という言葉の主語は、日本と米国ではない。私たち人類、皆を指している」「憎むのは核兵器であって、人々ではない」。1時間にわたり、静かに語る松島さんを、議長や大使らは見つめ、何度も大きくうなずいた。

 聞き終えたデスコト議長は「我々も日本にならって、許しの心、和解の心で、よりよい世界をつくらなければならない。それが核兵器廃絶への第一歩」と言って、松島さんと握手した。その後ろには、握手を求める大使らの列が続いた。

 松島さんは「それぞれの国で、影響力のある人がヒロシマの願いを理解してくれた」と喜んだ。

※太字部分はねこねこによる

この松島氏の言葉は、日本人の心にもある種の感動を呼びます。
私たち日本国民は、広島の痛みを共有しています。
特定の団体に対する違和感は、こういった痛みの共有があればこそ正常に心に訴えかけてくるのではないでしょうか。無関心であることは、それを利用しようとする勢力の増長を招き、大切なことが置き去りにされてしまいます。

体験談を聞いた後のデスコト議長の会見がまた興味深いのでご紹介。
広島原爆の日:「核兵器はがん」国連総会議長
毎日.jp http://mainichi.jp/select/seiji/news/20090806k0000e040057000c.html
 デスコト国連総会議長は6日、被爆者の体験を聞いた後に記者会見し、「どの国も核兵器を保有すべきではない。核兵器は世界のがん。がんを進行させるのではなく、許すことのない過程を進めていきたい」と述べた。日本に対しては「できるだけ早く広島に核保有国を集め、ともに歩むプロセスを進める権限があると指摘した。
※強調部分はねこねこによる

日本がホストとなってリーダーシップを発揮しろ、国連がバックアップする、と仰る。

ここで、ねこねこが不思議だなぁと思ったのは
地球規模のプロジェクトの音頭とりを期待されるのが、日本はこれで二つ目だということ。

ひとつは、言うまでもなく地球温暖化に関するプロジェクトですね。
そしてこの核廃絶にむけての取り組み。

両方とも、各国の利害が強く衝突する、非常に困難な仕事です。
一般の日本国民が覚えておかねばならないのは、こういった仕事をするのは、国民皆が選んだ日本政府だということです。


衆議院議員選挙は、8月18日公示 8月30日投票 の予定です。

マニフェストをよく検討しながら、国益に鑑みてこういった仕事をさせるべきか否か、させるならその仕事をする力量が期待できるか、という視点を持つことも大切ですね。

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
ひとつだけ。何か最近やたら核軍縮のことで、オバマ米大統領を持ち上げる、期待するみたいな雰囲気があって、ちょっとどうなの?っと思ってます。広島市長の挨拶にも「YES WE CAN」とかでてくるし。我々は、世界唯一の戦闘状況下での被爆国国民として、自らの言葉で核軍縮、核廃絶を訴えるべきではないのか。オバマ氏の言は歓迎するべきではありましょうが、現実には国連常任理事国+数カ国が核兵器を保有しています。他国の大統領に、過度の期待をするのはいかがなものでしょうか。香ばしいことをおっしゃる方々ほどそのような傾向があるように感じますし...

ちなみに...日本への原爆投下命令を下したトルーマン、それまでに原爆計画を推進したルーズベルト、共に米民主党なんですよね...
ファイブ
2009/08/08 12:04
>ファイブさん
妙に神格化されてるのがイヤですよね。
ねこねこもこの若い大統領に対する過度の期待をすることは、思わぬ落とし穴にはまることになると思います。
地方自治体によっては、日本国民じゃなくて米国民になりたいくらいオバマ大統領大好きな人たちもいるみたいですし(笑)

ですが、核軍縮は持っていない日本がいくら発言しても、聞く耳を持つ国はありません。持っている、そして使ったことのある米国が国連で「番を張っている」うちに方針が切り替えられたのを利用するしかありません。
私たち有権者は、米国の方針は米国の国益にそって変わるということを忘れずに、一旦その流れに乗ってしまってハシゴが外された時の対処も含めて政府に何をさせるか考えないといけませんね。

ところで、原爆の開発計画は枢軸側も行っていましたから、どちらにしろ先に開発した側が使用したでしょうね。
ねこねこ
2009/08/10 08:03

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