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zoom RSS これは…名演説ですね(゚∀゚)

<<   作成日時 : 2007/08/30 10:54   >>

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先日安倍総理が訪印した際の、インド国会における演説。
ニュースでご覧になった方もいらっしゃるかと思います。
が、全文はお読みになりましたでしょうか。
もし、まだ読んでいらっしゃらなければ、是非お読みになることをお勧めします。
実は、ねこねこはこの演説全文を読んで、涙が出ました。

外務省HP−インド国会における安倍総理大臣演説

草稿はどなたがお書きになったものか…。
大変立派な、そして品格と中身のある、日本人にとっても非常に価値のある演説だと思います。
2006年12月にシン首相が衆議院で演説された内容と呼応するものなので、是非そちらもご覧ください。
  【よねの備忘録】さま 『インド シン首相の日本国会での演説。』

この半年余りの時を置きつつ互いに行われた演説を読んで、皆さんはどうお感じになりましたでしょうか。
ねこねこは、「互いに敬意を払い合い、尊重し合うことのできる友好関係とはこういうものだ」と思いました。


何よりもこの演説を「名演説」だと思った理由は、何一つ難しい言葉を使っていないことです。
安倍総理が演説後、アドバニ野党下院リーダーの表敬を受けて述べた
「世界最大の民主主義国の議会であるので議員の皆様を通じて10億人の国民に話すつもりで演説を行った」
ということもあるでしょう。
ですがそれだけじゃなく、明確な目的と相手への敬愛がそこにある時、美辞麗句で飾る必要も、難解な言葉で取り繕う必要もないんだなぁと思ったんです。


また、この演説はインドと日本の今後の関係の理想を高らかに宣言すると同時に、安倍総理が掲げる「戦後レジームからの脱却」への強い意志が結実しているのではないでしょうか。安倍総理は、インドの方々へ語りかけると同時に、日本の国民にも語りかけるという気持ちがあったのでしょう。

他国の価値観や文化に対して敬意を払い、真に尊重しつつ是々非々の関係を構築するには、自国のことをよく知り自信と誇りという背骨をしっかりと立てることが必要です。
実に当たり前のことではあっても、敗戦から60余年、内外で未だに続く「日本的価値観」や「伝統に裏打ちされた日本の誇り」を削ぎ取り破壊する行為の中、日本の背骨は骨粗鬆症のような状況でここまできました。

それが、日本の代表者が他国の議会でこれほどの演説をするまでに回復したという、その意味で深い感動を覚えます。
そして、ふたつの演説の内容から、インドの人々がその回復を支え待ち望んでくださっていたことを読み取ることができます。
同じように、他のアジアの国々の方たちも、回復を支え期待してくださっていたことがネットではよく知られています。

これからの日本は、その支えに感謝して期待に応えなければいけないなぁと思います。
有権者としては、そういった政治のできる人を選んでいかなければいけません。


「自由と繁栄の弧」という価値観外交に対して、隣国からも国内からも
「大東亜共栄圏の再来」
という批判が出ていますが、理念自体は「共に発展する」というWIN−WINの考え方なんですから、同じ過ちを繰り返さない為にはどういう方法でどういう道を歩んだらいいのかを考えたら?と思うんですよね。
それには「当時の日本は何もかも全て悪」という考え方を自ら改めなくては、何を間違えたのかを理解することは永久にできません。

その意味で、着実に成長し、国際競争力を身につけているインドとまず発展的友好関係を改めて築こうというのは、第一歩としては非常に上手いと思います。
第2次大戦当時、アジア全体が欧米の強い圧力下にあったという状況もありますが、全てを日本が主導しようとしたことがまず参加国の反感を呼び、また日本にとって大きな負担となったということもありますから。


それから、環境に興味のあるねこねことしては、演説にあるODAの目的を説明した部分がいいなと思いました。
〜〜以下抜粋〜〜
 ここで、少し脱線をいたします。貴国に対する日本のODAには、あるライトモティーフがありました。それは、「森」と「水」にほかなりません。

 例えばトリプラ州において、グジャラート州で、そしてタミル・ナード州で、森の木を切らなくても生計が成り立つよう、住民の皆様と一緒になって森林を守り、再生するお手伝いをしてまいりました。カルナタカ州でも、地域の人たちと一緒に植林を進め、併せて貧困を克服する手立てになる事業を進めてきました。

 それから、母なるガンジスの流れを清めるための、下水道施設の建設と改修、バンガロールの上下水道整備や、ハイデラバードの真ん中にあるフセイン・サーガル湖の浄化――これらは皆、インドの水よ、清くあれと願っての事業です。

 ここには日本人の、インドに対する願いが込められています。日本人は、森をいつくしみ、豊富な水を愛する国民です。そして日本人は、皆様インドの人々が、一木一草に命を感じ、万物に霊性を読み取る感受性の持ち主だということも知っています。自然界に畏れを抱く点にかけて、日本人とインド人にはある共通の何かがあると思わないではいられません。

 インドの皆様にも、どうか森を育て、生かして欲しい、豊かで、清浄な水の恩恵に、浴せるようであってほしいと、日本の私たちは強く願っています。だからこそ、日本のODAを通じた協力には、毎年のように、必ず森の保全、水質の改善に役立つ項目が入っているのです。

 私は先頃、「美しい星50(Cool Earth 50)」という地球温暖化対策に関わる提案を世に問いました。温室効果ガスの排出量を、現状に比べて「50」%、20「50」年までに減らそうと提案したものです。

 私はここに皆様に呼びかけたいと思います。「2050年までに、温室効果ガス排出量をいまのレベルから50%減らす」目標に、私はインドと共に取り組みたいと思います。

 私が考えますポスト京都議定書の枠組みとは、主な排出国をすべて含み、その意味で、いまの議定書より大きく前進するものでなくてはなりません。各国の事情に配慮の行き届く、柔軟で多様な枠組みとなるべきです。技術の進歩をできるだけ取り込み、環境を守ることと、経済を伸ばすこととが、二律背反にならない仕組みとしなくてはなりません。

 インド国民を代表する皆様に、申し上げたいと思います。自然との共生を哲学の根幹に据えてこられたインドの皆様くらい、気候変動との闘いで先頭に立つのにふさわしい国民はありません。

 どうか私たちと一緒になって、経済成長と気候変動への闘いを両立させる、難しいがどうしても通っていかなくてはならない道のりを、歩いて行ってはくださいませんでしょうか。無論、エネルギー効率を上げるための技術など、日本としてご提供できるものも少なくないはずであります。

日本は今何のために率先して働こうとしているのか、共に働く協力者を必要としているのか、とてもよく分かる部分です。
目的を理解してもらって、より有効な活用をしてもらおう、そういう説明の機会があるというのは貴重ですよね。

…そんなことを度外視してまるで「上納金」のような扱いを受けている国にはもうODAを出す必要はないんじゃないかな。

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