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zoom RSS 普段から、もっと情報の開示を

<<   作成日時 : 2007/07/21 08:11   >>

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先日の中越沖地震で、柏崎刈羽原発にも被害が出たという一連のニュース。
ニュース番組で、東電の社長に食ってかかり、怒鳴り散らす『原発反対派』の代表らしき男性の映像を見て、あぁ、社長大変だねぇ…などとちょっと同情した次第。

反対派の男性曰く、「柏崎から出て行け!!!」
ニュースの映像では、東電の社長は黙って対面していましたが、なんて答えたんだろう?

その後、「いい経験になった」という社長の発言に憤る街の人の声をインタビューして流していましたが、その中に
「いい経験とは何事だ、原発は完全に安全でなくてはならない。後から何かが起こってはいけない」
というものがありました。

ある意味正しいとは思いつつ、疑問に思う部分もあり…。

建設する前の住民への説明会などでリスク説明もしているのだろうけれど、どちらかというと
「原発は厳重に管理されます、安全です」
という部分を必要以上に強調しなければならない面もあるようなので、上のような『完全に安全でなくてはならない』という意見が出てくるのだろうなと。

もちろん、安全確保には万全を期するべきだし、管理はきちんとされなければならないし、今回のような非常時を想定した訓練が普段から行われているべきだし、他国や他地域の原発で何か起こった場合はそこから得た教訓が十分に生かされるべきだし…とは思います。

思いますけど、「何があっても絶対完璧」なんてことはありえないと思うんですよね。
だから、安全策を十重二十重に張り巡らせて、万が一の際の環境や人体への影響が起こらないようにする。
その為に何をどう対策しているのか、こうなったらどうする、ああいう場合はどうする、そういうことを建設側がきちんと説明できていない部分があってはいけないと思うんです。

よくある反対派の方のご意見で、
「そんなに安全だって言うなら、首都圏とか皇居の横にでも建てろよ」
というのがありますが、いかに「安全」を強調して説明を行っているかが想像できます。

ところがね。以前憲法改正についての意見との絡みで書いた、イラクへの自衛隊派遣について「安全か否か」が問題になりすぎて、「自衛隊の行っている訓練と装備で、万一に対処できるのか」を問題にした政党ってあったかな?という疑問と同じような疑問をここで感じるんですよね。

本来ならば、「こういうリスクに対して、どういう対処をするのか」ということが突っ込んで確認されなければならないところを、「安全か否か」に焦点が当たりすぎて、本当に重要な情報を企業や建設側から取得できていないのではないかという。

最初に書いた「怒鳴り散らす原発反対派代表」の姿を見て、そんなことを考えました。
普段から、どんな管理や訓練がなされているのか情報が出てきにくいのも、「隠蔽」という面だけじゃなく「不備があった際に感情的に騒がれすぎる」ことが一因でもあるんじゃないかと。
もっと「冷静で客観的な情報」が沢山流通することが必要だと思います。
問題を指摘された際の企業側の早急な改善や対処、その都度十分な説明ができる・それが正確に報道で周知される…そういう情報の発信(企業や国)・流通(報道等)・受信(消費者や国民)の3者によるコンセンサスの確立。
そうすることで、問題点の指摘とか管理体勢のチェックとかが全国区でできるようになるんではないかと。

原発は地元だけの問題ではなく、万一のことがあれば全国や世界中の環境に影響を及ぼすわけだから。

で、そういう目で以下の記事を読むと…
■地震で原発停止の東京電力、夏の電力供給は平年並み可能に
YOMIURI ONLINE http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20070720i202.htm?from=main2
新潟県中越沖地震で柏崎刈羽原子力発電所が停止した東京電力が、国内電力6社から電力融通を受けるとともに、夏に予定していた福島第1原発3号機と6号機の定期検査を延期することで、平年並みの夏の最大電力供給(6110万キロ・ワット)が可能となる見通しとなったことが19日明らかになった。

 ただ、猛暑で電力需要が急増した場合に想定される6400万キロ・ワットの供給は難しい状況で、夏の電力不足の懸念は残っている。

 東電は、柏崎刈羽原発の停止によって今夏の電力供給が最大5881万キロ・ワットまで低下、不足を補うため電力各社に電力の融通を求めていた。関西、中部、東北、中国、四国、九州電力の電力6社が19日までに、東電へ要請に応える方針を伝えた。供給規模や時期は今後、調整する。

 定期検査は、福島第1原発3号機が今月31日から、6号機が8月7日から実施する計画だった。検査を延期することで、電力需要がピークに達する夏場の原発稼働を確保する。3、6号機の出力は計188万キロ・ワットで、柏崎刈羽原発が夏場に供給する予定だった電力(711万キロ・ワット)の26%分に相当する。

電力確保できるんだって、よかったね、ではなく
定期点検延期によるリスクってどのくらい?
というところをもっと突っ込んでもらいたいと思いました。

刈羽原発から首都圏に供給されている電力を東京都内の一般世帯数で表すと、約20万世帯分ということなんですが、それを聞いたとき、
「今年の夏は停電覚悟だなぁ」
と思ってました。

定期点検を延期することで、チェックや調整が必要な磨耗や不具合の発見が遅れる可能性だってないわけではないでしょう。
そこで大きなリスクが発生するくらいなら、どうしても必要な病院などの施設を除いて、計画的に停電させての対処を選択することもアリなんじゃないかと思うんですよ。


「リスクは企業や国だけが負え、でもサービスは十分にしろ」
では、対処の限界が早いということも、消費者・国民側の心得のひとつかなと。

ニュース番組で
「これまでの隠蔽等を見ると、やはり原発は信用できません」
なんてキャスターが発言しているようでは… ┐(´д`)┌

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
ほんと、色々な意味で情報開示、それもきっちりとした説明が必要ですね。

住民の食ってかかり具合は正直食傷気味です。冷静に話す、大人の対応が求められます。なぜならば、大災害になっていないからこそ、冷静な議論ができるからとおもいます。

原発は信用できないとかいうキャスター(タレント?:笑)は、じゃあ、電力使用量を40%控えて仕事や生活しろよと。
ファイブ
2007/07/29 20:00
>ファイブさん
これまで、いつでもそうやって冷静に必要なことを聞かずに、反対だけしてきたのではないかと思うんですよね。

今回、阪神淡路大震災と同等の加速度が原発周辺では観測されたそうですが、原子炉が無事だったのは「運がよかった」のか、それとも「そういう構造強度は最低限当たり前」なのかもっときちんと知りたいと思うんです。
それをマスコミは、「原発コワイ」ばっかりで…。

ちなみに、信用できないと仰ったのは、『あの』安藤優子さんでした^^;
ねこねこ
2007/08/01 08:23

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