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zoom RSS (・∀・)イイ!!と思った社説とコラム覚書....φ(・ω・` )

<<   作成日時 : 2006/10/19 16:25   >>

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読売新聞の社説と、イザの『コラム・断』なのだけど。
現在の情勢における野党のしょーもなさを的確に指摘した社説と、
憲法などについて日本が抱える問題の根本を考えさせるコラム。
両方とも、素人にも分かりやすい文章でよくまとまっているので、覚書させてもらいます^^

■10月19日付・読売社説(2)
[党首討論]「民主党は『北』にどう向き合うのか」

「国難」というべき事態に民主党はどう取り組むのか。それがさっぱり見えてこない。

 安倍首相と民主党の小沢代表による初の党首討論は、北朝鮮の核実験にどう対応すべきかが、焦点になった。政府は既に、様々な対応を検討している。誰しも野党第一党の党首がどう考えているかに関心を寄せただろう。

 周辺事態法について、小沢氏は、朝鮮半島有事などを想定した日米同盟に基づく対米支援のための法律であり、国連決議に基づく国際社会の制裁に適用するのは無理がある、と主張した。

 麻生外相は、北朝鮮の核搭載ミサイルの攻撃があるとすれば、標的となるのは中国や韓国ではなく、日本ではないかと言明している。日本は北朝鮮の核武装から最も脅威を受ける「当事国」だ。

 国連決議を受けて、国際社会が北朝鮮の核武装阻止に動くとしても、この局面で最も重要なのは、日本として、何ができ、具体的に何をするかではないか。

 それが、小沢氏の発言になかったのはどうしたことか。

 周辺事態法での対応は筋が通らない、というのであれば、民主党は国連決議に基づく活動にどう取り組むべきだというのか。具体的に示すべきだ。

 北朝鮮の核武装化を放置すれば、日本の平和と安全に深刻な影響を与える。「周辺事態」に至る、との認識を持つのは当然だ。首相が言うとおり、「国民の生命と財産を守る責務を果たすために、日本としてあらゆる法令を検討する」のは、当たり前ではないか。

 その場合、首相が言うように、日米同盟と国連決議に基づく国際社会の取り組みを別々に考えるのではなく、「日米同盟を国際社会の中での協力に生かしていく」のは極めて重要なことだ。

 小沢氏は、国連決議に対する政府の対応を「場当たりのやり方で、大きく国を誤ることになる」とも指摘した。

 だが、「場当たり」と言うなら、必要な立法の提言や法整備への協力を怠ってきた民主党にも責任がある。

 民主党は年内に外交・安保の基本政策をまとめるという。しかし、極めて深刻な事態に立ち至っているというのに、「年内に」というのでは、あまりにも無責任ではないか。

 民主党は国連の制裁決議を受けた談話で、「危機のリスクの認識を広く国民と共有しつつ、国会において国民の負託を受けた政党としてその責任をまっとうする」としていた。

 具体的な対処方針を示さず、「責任をまっとう」できるはずがない。

ちょっと前から読売の社説が結構良くなっていて、きちんとした正論が載ることが度々ありますね。

これまで野党と一緒になって、与党攻撃している印象が強かった大手新聞社ですけども、ここにきて野党の無為無策無責任に対して批判の目が向いたのはいいことです。
これで野党が「何でもイチャモン選挙互助会」から抜け出せなければ、真っ当に仕事をする野党が出てくるまで複数の野党連合の中で再編再編のカオスが起こりそうな気もしますね(笑)
マスコミは与野党どちらかに偏って追随するのではなく、一般人には見えにくい「情勢の鳥瞰図」といったものを客観的に示しながら政治全体の監視をしてもらいたいと思います。

んで、もうひとつのコラム。

■イザ 【コラム・断】リベラル派の二枚舌
 北核実験の直前まで、国会質疑の焦点は、「A級戦犯は国内法上の犯罪人ではない」との安倍首相答弁だった。
 10月6日、衆議院予算委員会で質問した民主党岡田克也元代表は「サンフランシスコ条約で(東京裁判を)受け容(い)れた」経緯に触れ、「当然、条約は国内法に優先するわけですから、日本において犯罪人であるというのが正しい答えであると思いますが、いかがですか」と質した。
 同日夜放送された「NEWS23」(TBS系列)の筑紫哲也キャスターもこう語った。「国内法的にと言うが、国内法で裁いてない。他方、サンフランシスコ条約を受け容れている」「条約のほうが上なんで、問題がずれている」
 改めて、彼らリベラル派に問う。国内法(憲法法律)と国際法(条約)はどちらが上位なのか。
 概して憲法学者は国内法優位説を、他方、国際法学者は多く国際法優位説に立つ。他の学説として二元論もあるが、民主党と筑紫キャスター(ないしTBS)は国際法優位説を標榜(ひょうぼう)した。
 その是非は問わない。
 もし国際法が国内法に優先するなら、当然、日米安保条約が憲法に優先する。ゆえに安保が違憲なら、憲法こそ条約違反ということになろう。
 当然、国連憲章(条約)が憲法に優位する。国際法が認めた集団的自衛権行使を、国内法に過ぎない憲法九条が否定するなど身の程知らず。話題の「臨検」(国連海洋法条約)も当然可能となる。
 以上を否定し「A級戦犯」についてだけ条約優位を主張するのは巧妙な二枚舌である。彼らもまさか、そこまで卑怯(ひきょう)な態度はとるまい。(評論家・潮匡人)

リベラル派というか、いわゆる「サヨク」のダブルスタンダードは、ネットでは既にお馴染み(というかバレバレ)なのだけど、非常に上手い記事になってますよね。

上手いだけではなくて、日本の腰の据わらなさもまた考えさせてくれる面白い記事です。

国際法と国内法をただ二元的に比較して「どっちを優先」というのは勿論できないことですけど(どっちを優先と決めてしまっても、国益を損ないかねないから)、例えば民族主義に凝り固まったどっかの国を見れば、国際法よりも国内法を特に重視する姿勢というのは明らかです。

日本については、敗戦の事情もあって国際法を国内の事情に適用しすぎる面があったのかもしれません。世界(特に戦勝国と言われる国々を中心とする)の顔色を伺うような…とでも言いましょうか。

これは国としてどう軸足を置くかという問題でもあると思います。
他国を犠牲にして国益を追求するのも、国益を損なってまで他国に追随するのも、どちらも極端になれば片足で立とうとしているようなものではないでしょうか。
何て言うかなぁ…ドラム缶の上に乗せた板の上に立ってる、みたいな感覚で(笑)
両方に上手くバランスを取りつつ、重心を時に行ったり来たりさせながら立たないといけない、みたいな感じかなぁ。


北朝鮮船舶に対する臨検で、政府は新たな特措法の必要性も視野に入れていますが、これは本来国際的な協力活動をするにも充分対応できるレベルの国内法整備ができていないから。

以前憲法改正議論のところでも書きましたけど、
「どうやって現行法の範囲内で対応するか」
が議論の主眼になってしまい、
「その対応が“日本にとって”適切であるかどうか」
という、当然国益を鑑みてなされなければいけない議論がなされないままになる、日本がその情勢に対して「国としてどう対応すべきか」という背骨がない状態になっているんではないかと。
いや、今回の北朝鮮については、今の政府の路線が当たり前なんで、疑問の余地はないんですけどね。何をどこまでやるか、ということに非常にアメリカ頼みの部分があるのがやっぱりちょっと気に入らないもので^^;

現在危急の情勢ですから、今回のことはできる限りのことをやりつつも、同時にきちんとした法整備ができるように進めて欲しいと思います。
今回のことが終わったら終わり、ではなく。

そんなことも改めて考えさせられた、社説とコラムでした。
皆さんはどうお読みになりましたか?

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コメント(10件)

内 容 ニックネーム/日時
民主党はダメですよ。自民党への反感で民主党へ投票した時期もありましたけど、あんな政党だったんですねェ。所詮寄せ集めか・・・。
二大政党を目指すなら、国民が納得するぐらいの政策を出して自民党と争うべきです。今のままでは、なんでも『反対!』していた、かつての社会党と大して変わらないですよ。

iza!のコラムは面白いですね。
アレアレ?と思って読んでいましたが・・・なるほどねェ。
やっぱり頭がいいや。感心しました。
彦勘助
URL
2006/10/19 17:32
法の形式的効力を議論するときに「国内法」「憲法」「法律」「国際法」「条約」の概念を共通認識にしておかないと、議論が混乱するかも。
tesa
2006/10/20 00:03
法学部政治学科卒であるにも関わらず法律に関してはまるで×、なんですが(爆)、この社説とコラムは切れがよくていいですねえ。一市井の人間として、ちくしじーさんとかもういいですわ、あの高所からの物言いはいいかげんやめてほしいですな。ガンダムでいうとシャアの革命思想みたいなもんで。
ちょっと例が子供じみてるか...(苦笑)
ファイブ
2006/10/20 08:47
>彦さん
>民主党はダメですよ。

ところがね、「中のヒト」はそうでもなかったりするんです。
18日の前原前代表のド正論発言に始まって、今日は十数人がそれを支持したという記事が上がってます(次のエントリにできるかなぁ)。
ホントに、永田メールなんていうマヌケなことがなけりゃ…と思いました。私も単純ですが(笑)

iza!の【コラム・断】は、紋切口調で書いてあるので、時に「うわっ!なんじゃこりゃ」っていう内容に思える時もあるんですけど(笑)、今回のは上手いですよね。
ねこねこ
2006/10/20 10:34
>tesaさん
ごめんなさい、よく分かりません。
取り上げたイザの記事では、
『国内法(憲法法律)と国際法(条約)はどちらが上位なのか』
という学者でも見解が分かれていることが命題になっていると思うので、私はざっくりとそのつもりで読んでます。
ねこねこ
2006/10/20 10:43
>ファイブさん
キャスター名指しっていうのがまたスゴイですよね(笑)
NEWS23でご自分のコーナーをお持ちですけど、今ひとつ言いたいことがよく分からないんだよなーと思いながら、時々見てます^^;

>シャアの革命思想

ファーストガンダムではあまり前面に出てなかったような気がしますけど(どっちかって言うと父上の敵討ちみたいな印象で)、その後のシリーズなのかな?(その後のシリーズは見てなくて…ごめんなさいね)
ねこねこ
2006/10/20 10:51
民主党にしても自民党にしても、色んな意見の人がいます。
ただ民主党の場合、どうしても『寄り合い所帯』の観が強過ぎて。
所詮はまとまらないんじゃないなか?と思ってしまいます。とはいえ、

>18日の前原前代表のド正論発言に始まって、今日は十数人がそれを支持したという記事が上がってます・・・

という情報は知りませんでした。詳しく知りたいものです。
よろしくお願いします。
彦勘助
URL
2006/10/20 11:40
>彦さん
新記事アップしました。
前原氏って、もともと安全保障分野についてはかなりイイんです。
新記事ではとりあげていませんが、前原氏のオフィシャルサイトに載っている「日韓フォーラム」出席の発言を書いた記事もオススメです。
ねこねこ
2006/10/20 13:16
ねこねこさん。

ファースト(後からつけられたんですけどね、このネーミング)→Z→ZZの後に87年春ガンダムシリーズ初のオリジナル映画版‘逆襲のシャア’をご覧になっていただければ..(笑)やばい、更にオタクがばれる..
内容的には、隕石を地球に落とそうとするシャアと抵抗するアムロって感じで。
クライマックスで、結構なやりとりがあるんですよ。
ファイブ
2006/10/21 08:50
>ファイブさん
ありがとうございます^^ 逆襲のシャアでしたか。
いやいや、ガンダムシリーズは、私が追いつけてないだけで、私も大好きです。メカがどうのといった感じではなくて、やっぱりその世界観というか戦争観というか、そういうものに普遍性があるので名作ですよね。

そっかぁ、なかなか見れないでいるけど、今更ながらシリーズ全制覇チャレンジしてみようかな^^
ねこねこ
2006/10/22 02:08

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