言うだけならなんとでも。

アクセスカウンタ

zoom RSS 気付かなかった?( ̄д ̄)

<<   作成日時 : 2006/10/01 23:34   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 5 / コメント 4

相変わらず専門知識のないままに書きますが、
臓器売買、中国ではよくあると聞きます。
思想犯を含む犯罪者の臓器が売買されているとか。
今回摘発され逮捕者が出た臓器売買は、そういう「国家プロジェクト」的なものとは違うようですけど、病院側は気付かなかったという会見を開いたそうですね。

もとのニュースは以下。
■腎移植で臓器売買、患者と仲介役逮捕 愛媛の病院
Sankei Web記事 http://www.sankei.co.jp/news/061001/sha010.htm
 愛媛県宇和島市の宇和島徳洲会病院が昨年9月に実施した生体腎移植手術をめぐり、臓器売買があったとして、愛媛県警生活環境課などは1日、臓器移植法違反の疑いで、手術を受けた宇和島市の水産会社役員、山下鈴夫容疑者(59)と仲介した同社社長、松下知子容疑者(59)を逮捕した。

 県警によると、臓器売買を禁じた同法違反の摘発は全国で初めて。県警は同日、病院を家宅捜索しカルテなどを押収。関係者から話を聴き裏付けを進めている。

 松下容疑者は大筋で容疑を認め、山下容疑者も現金を渡したことは認めているという。

 調べによると、松下容疑者は知人女性(59)から借金返済を求められ、腎臓移植が必要な山下容疑者に臓器を提供してくれれば300万円上乗せするなどと依頼。山下容疑者が提供を受け、手術後に現金や乗用車を提供した疑い。

 同病院によると、山下容疑者は昨年9月28日に手術を受け、同10月末に退院した。主治医は院長代行の医師で「事情を知らなかった」と話したという。

 貞島博通院長は同日、記者会見し「そういうことがあったことに驚いている。提供された腎臓は義妹のものと聞いたが、本当かどうか確認していなかった」と述べた。

 同病院のホームページによると、平成16年4月に開設。内科、外科などの10科目の診療を行っている。病床数は300。

んで、続報の病院側の記者会見の記事が以下。

■義妹と聞いていた…戸惑う院長「知ってたら手術しない」
Sankei Web記事 http://www.sankei.co.jp/news/061001/sha018.htm
 「奥さんの妹と聞いていたが…」。親族でないドナーから買った臓器を移植手術したとされる愛媛県宇和島市の宇和島徳洲会病院。1日午後、緊急の記者会見を開いた貞島博通院長は、突然の患者逮捕や病院の家宅捜索に戸惑いの表情を浮かべ、言葉を濁した。

 貞島院長は「あってはならないことだ。金のやりとりをしていると知っていたら、手術することはないと思う」と話すのがやっと。ドナーについては「当初は(患者の)奥さんと聞いていたが、体調不良などの理由で奥さんの妹に代わった」と答えた。

 警察から事件の中身は何も聞いていないといい、次々と飛ぶ記者の質問に、いらだちを隠せないのか「同じことを聞かないでください」と声を荒らげる場面も。

 貞島院長は最後に「もういいですか」と会見を打ち切り、足早に会見場所の会議室から立ち去った。

 病院には同日朝から捜査員が家宅捜索に入り、カルテやエックス線写真などを押収した。

 見舞いに来ていた男性(52)は「日本でも臓器売買があるなんて…」と驚いていた。

素人ながら、気付かない…ってことがあるんだろうかとちょっと疑問に思ってしまった。
ドナーの身元ってのは、病院側としては調べないまでもきちんと確認しないものなんだろうか。患者側の申告だけでOKなものなの?

だとしたら、この病院の先生方には災難(患者側に騙されたとするならば)でしたけど、それはそれで問題だなと。
「法律で禁止されてるんだから、まさか売買された臓器ではなかろう」
という考えだったら、もっとコワイ。

だって、借金かなんかを抱えてクビが回らなくなっちゃった人が、
自殺するよりマシだってんで、嫌な話ですけど
「臓器でお支払い」
みたいなことが簡単にできちゃうってことでしょう?

もしくは街でたむろしてる若い子で、ふと行方不明になったと思ったら、
実はそういう目に遭ってたとかさ。


移植によってのみ問題が解決する、という病状の方も沢山いて、ドナーが見つかることを待ち続けて闘病生活を送っている方もいらっしゃるでしょう。
「莫大なお金を出してでも手っ取り早い方法はないのか」
と思う方もいらっしゃるでしょう。

でも、だからこそ移植を実施する医療機関、仲介するコーディネーターさんというのは重い責任を負うものなんですよね。現在日本の法律で許可されている中で、できる限りの手段を提供するけれど、できないものはできないと言わねばならない、とか。

【参考】
調べてみたら、情報提供サイトがありました。
情報の正確性は私自身で確かめたものではありませんので、ご参考までに。
『Transplant Communication』 http://www.medi-net.or.jp/tcnet/index.html



ところで、臓器移植に関する困難や臓器売買に関するニュースを見聞きするたびに、思い出す映画があります。

『アンドリューNDR114』(主演/ロビン・ウィリアムズ)
Sony Picturesのサイト http://www.sonypictures.jp/archive/movie/andrew/

別に臓器移植関係の映画ではなくて、アンドロイドが「人間になりたい」と望み、考えられる限りの「人間性」というものを獲得していく映画なのですけど。
アンドロイドが長い年月をかけて「人間になるためには何が必要か」を求めていくストーリーなので、「人間とは何か」が主なテーマに描かれている感動作です(もともとねこねこはロビン・ウィリアムズのファンでもありまして…。彼の出ているどの作品も大好きです)。

その中で、彼が人間として生きたいと願い、その願いを叶えるひとつの要素として、「人工臓器」が出てきます。
最初は彼の夢を叶える要素の一部だったその精巧な人工臓器は、後に人間の医療に革命をもたらすような存在となって、自前の臓器に不具合が発生したらいつでも機能が万全な人工臓器に交換できる、体の機能が若いまま寿命がどんどん延びていく、そんな世界が実現します。
(これは逆に「人間のアンドロイド化」とも言える現象で、では「何をもって人間というのか」という命題は最初の問いかけとは逆転しつつそこに立ち上がってくるっていう深さがあります^^;)

そんな世界になったらなったで、今臓器移植で問題になるような「倫理的な問題」とは違う「やっぱり倫理的な問題」が出てくるもので、そんなことも描かれていましたけど、この映画で出てきたような精巧な人工臓器が早く実現すればいいのに…と、いつも思うんですよね。

実際にはそんな簡単なものじゃないし、人間の体の機能というのは本当に複雑で、いくら医学が発達したとは言え、全部が解明されたわけではないので、映画みたいにはそうそう実現できないと思ってはいます。
まだ手にしてない技術の恩恵に目が向くのは、やはり現実の問題から目を逸らしているという謗りを免れないとも思います。

でも、臓器売買に絡む問題やつい先日祭りになってた心臓移植の寄付金集めに絡む問題なんかを見聞きする度に、ついこの映画を思い出してしまうのです。
アンドリューNDR114 [DVD]

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(5件)

タイトル (本文) ブログ名/日時
中国が臓器売買を禁止・・・読売新聞より
この記事、どうしようか迷いました。内容があまりにも悲惨で、こんなのをブログで取り上げたら(みんな引くだろうなァ)・・・と思ったので。でも、いま噂の『オーマイニュース』の記事への書きこみで『知らなかった』という人が想像以上に多く、やはり知られていないのか... ...続きを見る
慶文堂 ひま人日記
2006/10/02 10:09
臓器売買の疑い、男女2人を逮捕
腎臓売買容疑 宇和島徳洲会病院 愛媛県宇和島市の宇和島徳洲会病院(貞島博通院長)で05年9月にあった生体腎臓移植手術で臓器売買があった疑いが強まったとして、愛媛県警は1日、移植を受けた水産会社役員山下鈴夫(59)=宇和島& ...続きを見る
DANGER
2006/10/02 13:31
愛媛県「臓器売買」事件の疑問
既報であるが、愛媛県で起きた「臓器売買」事件である。2日付エキサイトニュース・毎日配信及び同2日付共同配信他に依る。前者報道から以下に引用する(文中の太字・下線は筆者による)。 ...続きを見る
時評親爺
2006/10/03 12:03
たった8回の売買で50万円を1億円にした私の手法!
突然ですが、たった8回の売買で50万円を 1億円にした私の手法を知りたい方は いませんか?熱心な研究など一切不要です。 いや、研究などしないほうがいい!その秘密は? ...続きを見る
たった8回の売買で50万円を1億円にした...
2006/10/04 08:25
うわじま牛鬼まつり
松山から高速で1時間半でいける宇和島市では、毎年7月22日〜24日に「うわじま牛鬼まつり」が開催されます。22日の夕方からはオープニングとして「ガイヤカーニバル」色とりどりの若者たちの踊り23日は伝統の「宇和島おどり」、「海上うちあげ花火」24日は大迫力の「闘牛大会」「牛鬼パレード」勇壮な「走りこみ」と夏本番の祭りが3日間繰り広げられます。お祭りのみどころは3日めの和霊大祭の神事「走りこみ」須賀川は見物客で埋め尽くされかがり火とたいまつの明かりに照らしだされた川面に3体のみこしが乱舞。山車... ...続きを見る
道後温泉茶玻瑠の温泉宿日記
2007/06/11 18:07

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
中国での臓器(死体)売買に関しては、以前、拙ブログでも取り上げました。凄いです( ̄~ ̄;)

今回の件について言えば、病院側が「知らなかった・・・」では済まされない問題でしょう。
本当に『奥さんの妹』である、という事を確認しなかったのでしょうか?それとも「本人が言っているのだから・・・」という事なのでしょうか?
なんとも間抜けな話ですね。

アンドリューNDR114、以前録画しておいたものをつい最近になって見ました。
感動してしまいました。
人間と機械を分けるもの、それは『心』、もしくは『魂』なのでしょうが、では機械の演算能力が進んで、学習能力を獲得し、経験・知識から即座に判断し、行動に移せるようになったら、それは果たして機械と言えるのだろうか?
最近また見始めた『スタートレック・ヴォイジャー』に出てくるホログラムのドクターが、まさにこれでした。あそこまでいったら、もう『人工生命』と呼んでもいいのではないか?
アンドリューの場合は、それに人工臓器が絡んでくるわけですが、どちらにしても、これからの人類の課題になるでしょうね。
彦勘助
URL
2006/10/02 10:08
>彦さん
中国の臓器売買で、何が怖いかっていうと「人をモノとして扱う」ってとこでしょうね。
日本も「組織の構成部品」みたいに人を扱うところがありますけど、それよりコワイ。

今朝の情報バラエティ番組では、電話インタビューでお医者さんが「忙しすぎて警察のように一々身元照会することは不可能」とか言い切ってましたよ。
こういうことが表に出てこない限りは、ずっと改善されないままだっていう日本の悪い部分がチラッと見えたような気がしました。

人間と機械の線引きって、実は現代の生死の線引きと似ていますよね。いわゆる「脳死」をどう捉えるかっていう。
それから一昔前のSFによく登場した、「脳だけ保存され意識がある」存在はどうなのさ?ってのもあります(これは生命維持装置の究極と言えますが、『超人ロック』で“容器としての体”を与えて暴走する話がありましたっけ)。

今朝は同じ番組で代理母出産の子供の届出に関する判決の話題もあって、非常に考えさせられています。
ねこねこ
2006/10/02 12:57
一般の人間は、全くわからない世界。というか知らない世界ですね。まぁ氷山の一角では?
こんな話は幾らでも噂にのぼることですね、今回のことは、たまたま、逮捕されたことで、末端の人間でもよく噂にのぼる話ですか、用は命は金で買えということですね。 
ZEZE
2006/10/03 01:31
>ZEZEさん
>命は金で買え

確かにねぇ…。高度医療自体が金がなければ受けられないですからね。

先日あった心臓移植の募金に関する祭りでは、
「日本人は、日本国内の移植医療に関する制度充実や認識の確立という努力をすることなしに、アメリカ人の臓器を金で買っている」
という批判もあるという書き込みも見かけました。

だけどこれって、自分だけでなく家族や親族の健康を考えた時、「移植しかもう手段がない」という状況は誰もが陥る可能性があって、誰もが直面する可能性がある状況だと思いますよ。
ねこねこ
2006/10/04 00:47

コメントする help

ニックネーム
URL(任意)
本 文
気付かなかった?( ̄д ̄) 言うだけならなんとでも。/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる