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zoom RSS 聞く価値のあるハナシをする政治家と、一文の価値もない発言をする政治屋。

<<   作成日時 : 2006/07/12 13:56   >>

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北朝鮮のミサイル発射が引き起こした事態を受けて、
マスコミが国連外交と国防というテーマで
朝から番組作りをしています。
そのこと自体、数年前とは隔世の感がありますが、
今朝のニュースバラエティを見ていて首をかしげてしまうことと
うんうん、と頷いてしまったことがありましたので、取り上げてみます。
(毎度のことながら、記憶を頼りに書いてます^^;)

今朝見てたニュースバラエティは
TBSの『みのもんたの朝ズバッ!』
 印象に残ったのが山本一太参議院議員と河村たかし衆議院議員。
フジの『とくダネ!』
 いい政治家だなぁ・・・と今日見てつくづく思った石破茂元防衛庁長官。
の2番組。まずは『朝ズバッ!』なんですけど。

4人くらいコメンテーターで出ていた中で、一番筋道の通った発言をしていたのが山本氏。他の方が「日本は外交が下手。日本の外交は直球しか投げられない」と言ったのに対して、
「日本は国連で直球すら投げたことないですから」
とぴしゃり。今回の件で「日本が強硬に主張することで、中国と対立しないか」というみのもんたの質問に対しても、「あくまでも外交ですから」とさらり。国連を含む外交が、各国によって違う国益のぶつかり合いを調整し妥協点を探す交渉の場、ということをよく分かっていて冷静です。日本が今回強硬に発言していることは、メッセージとして非常に有効だという立場で、聞いていて「あとは引き際と条件付けの判断が大事なのね」と思いました。

それに対して、河村たかし、なんだありゃ。
中国が北朝鮮の説得にかかっていることに話が触れるたびに
「中国はアジアの盟主」
「中国はアジアの盟主ですから」
「中国はやっぱりアジアの盟主」

私が見ていた短い時間の中で3回も言ってました。それが主な発言。
だからナニ?と思いましたね。この局面でその発言かい。
どうぞ中国で政治家やってください。
・・・っつーか、民主党の人でもっと外交について
詳しい人とか得意な人とかいるでしょうに。(いなかったらハゲワラ)



さて。『とくダネ!』に出ていた石破元防衛庁長官なんですけど。
一昨日の当ブログ記事、【ようやく政治家がものを言えるようになった・・・のかな?ヽ(´ー`)ノ】で取り上げた『敵基地攻撃能力保有』について、政府の発言が言葉足らずだと批判しつつ、「本来はこういうことだ」っていう説明を分かりやすくしてました。

曰く、「日本ができることとできないことを、きちんと国民が知るべきだ」

要点を覚えている限り書きます。要はこういうこと↓

  • 日本には、侵入してくるものを追い出す能力は世界一(!)だが、相手の本拠地まで出て行って元を断つ能力はない。

  • 相手の本拠地まで出張るのは、日米同盟によってアメリカにお任せしてきた。

  • それでいいのかどうか、政府が国民にきちんと問わずに一足飛びに敵基地攻撃能力保有について言及するのは言葉が足りない。

  • 憲法の解釈では可能だが、物理的に不可能な状態であることを国民は知るべき。

  • その役割を、日米同盟によってアメリカに任せているから、物理的に可能になる装備をしてこなかったことを国民は理解するべき。

  • 現状を維持するにも、自国が装備するにも、どちらにもリスクがあることを政府は国民にきちんと説明しなければならない。

  • きちんと説明を聞き、国民全体がそれぞれのリスクを理解した上で、どちらを選択するのか国民の意思が反映されなければ、民主主義とは言えない。



で、そのリスクの部分なんですけど・・・

■現状と変わらず日米同盟+専守防衛維持の場合■
危険が迫った場合でも相手を攻撃することがアメリカの国益を損なう場合は、
協力を期待できないケースが発生する。
その場合、被害がどうしても防げない状況になることもあり得る。

(・・・っていうか、技術的にもミサイル迎撃って現状で100%成功はありえないんだから、前にも書きましたけど一発食らうのは大前提になるんですよね、どうしても。それが他国の都合でそうなる可能性があるっていうのがねこねこは気に入らんw)

■日本が「敵基地攻撃能力」を保有した場合■
どの時点をもって、日本の防衛を脅かしていると判断するかが難しい。
<例>今回のミサイル危機のようなケース
 大前提:はっきり日本を名指しして、明確な攻撃意思の表明があった。
      (「日本の首都を灰にするぞ」とか・・・)
 経過の判断:どの時点を攻撃に着手したと見るか。
  1.ミサイルを発射台に運んだ     ←早過ぎ
  2.ミサイルを発射台に据付けた    ←早過ぎ

  3.ミサイルに燃料を注入した      ←ここいらが基準
  4.ミサイルを発射した          ←迎撃にシフト
  5.ミサイルが領海・領土に着弾した  ←手遅れ

※大前提がなければ、攻撃オプションはなし。
 相手がどこを狙ってるか確証が持てないから。(そりゃそうだ^^;)
 ここで判断をミスると大事件、というリスクを承知で運用できる覚悟があるかどうか。
 ただし、能力を保有したところで、判断できなければ結局一発は食らうことになるってこと。
 ちなみに5.の「手遅れ」って言葉は、番組内で石破さんが実際に使ってました。


もっと他にも考えられるリスクはあるのでしょうが、
番組内で平易な言葉で説明されていたのは
一例としてこんな感じでした。


考えていく上で大切なことは、「敵基地攻撃能力を保有する」っていうことは、
日本の自衛隊や防衛のあり方がこれまでとはがらっと変わる
ってことなんですね。
(単に新しい兵器を導入すりゃいいってわけじゃなく、情報の入手・分析・判断・命令・運用という一連の流れと責任のありようが全部変わる。当然、有事に最高指揮官になる内閣総理大臣の負う責任の重さも変わる。)

そういうことを知らずに議論する、また政府に任せっきりにする、
もしくは闇雲に賛成する、闇雲に反対する・・・それってちょっとおっかない。


また発言の中で、第二次大戦当時、日本が次々に戦争の規模を拡大していったことにも言及して、
「どこからどう見てもそれは無謀だったわけですが、国民はそれが無謀だと判断できるほど“自国にできることとできないこと”を知らなかった」
と指摘。
ねこねこは、今日の石破元長官の発言を、先の戦争当時における国のありよう全体(でき得る限りの情報の開示をせず、都合の悪い情報を取り締まった政府、情報の規制・統制により正しい情報を報道できなかったメディア、煽動された大衆、全て)に対する批判とそういう体制に対する警鐘のメッセージだと理解しました。

今日ばかりは、「とくダネ!」GJ、って感じです。
今必要なのは、こういう情報や発言なんじゃないかと。
しかも、ずいぶん発言に時間を割いていて、
途中でヘンな邪魔も入らなかったのがよかった。

小倉智昭氏が
「日本人が普段こういう話をしたがらないのもよくないよねぇ」
とは言ってましたが、
こういう議論の種をメディアが提供しないせいもあるぞ
と思いつつ、非常に考えさせられました。


また、これはまったくの蛇足なんですけど・・・
ねこねこが強い印象を受けたことも書いておきます。

石破元長官が
「今も“北朝鮮を叩いてしまえばいいじゃないか”と言う人が結構います」
という発言で、やはり第二次大戦当時、開戦直前とも言える時期に当時の総理大臣、近衛文麿のもとに連日行李いっぱいの手紙が届いていたという話をどこかで読んだことを思い出しました。
その手紙ってのは、今で言う意見メールに当たるんでしょうね。
内容は、今風に言えば「さっさと開戦汁!」というものだったと。それが行李いっぱい。

もちろん当時の状況と今は全く違います。
自国が攻撃されてもいないのに外へ攻めて行く必要もなく、
領土を拡張する覇権主義も過去のものです。
(支持率ヒトケタ%台になっちゃった韓国大統領の発言はもう放っておこうw)
だけど、国民の大勢が「あそこの国を攻撃しろ!」ってなる状況は
今でも起こり得るんじゃないかなー、と思うんですよね。(既に今か?^^;)


・・・なんか、上手く文章がまとまらないんですけど、
また思い出したことがあれば、他の記事でも書いていきたいと思います。

※2006/07/12 さっそく追記^^;
先制攻撃論との違い。
日本が言うところの「敵基地攻撃能力保有の是非」って、
「相手が攻撃を開始したのをどの時点とするか」
が焦点になっていて、
攻撃が高い確率で予想される段階で、他に手段がないので攻撃される前に叩く」
っていう先制攻撃の是非とは微妙に違う。
先日の閣僚の発言趣旨として、石破さんが言ってたのは、
攻撃が開始された段階で被害が出る前に元を断つ」
ってことでした。だから言葉が足りないんだと。
※自分で補足w
被害が出てからでは「手遅れ」なので、政府としては「攻撃しようとしている相手に“攻撃するとこれは損だな”と思わせる方法が必要で、敵基地攻撃能力もそのひとつ」
他にも、「攻撃してもみんな避難した後で一人も被害が出なかった、とかミサイルを撃っても撃ち落とされる、とか」という例を挙げて話してました。

すごく混同されやすいとは思うんだけど。
うーん、上手く聞いたことを説明できないので
これだけだと詭弁に聞こえるかも。
理解できたつもりだったんだけどなぁorz
補足してくださる方、大募集(笑)

それが、どっかの国が
「侵略の為の先制攻撃能力を持とうとしている!!」
なんて叫ぶから、報道がごっちゃになってるような気がする。

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内 容 ニックネーム/日時
 過激だけど よいこぶりっこの日本人が口に出せない本音がポンポン。気持ちいいね。
 政治家といえば 福田さん 加藤さん 山崎さん 小沢さん などなど どうして 中国や北朝鮮などに 接触すると まるでどこの国の政治家か わからないほど洗脳されてしまうのは 悔しいけど あっぱれ。
その洗脳方を 日本も やってみればどうかね。
 ほんとに腹立つのよ。ご近所さんにも。 おねだりする時だけお友達のふりする大勢さんにも。これからは プレゼントは 取引にしか使ってほしくないネ。ホント。 
杉並のおばちゃん
2006/07/12 23:47
>杉並のおばちゃん さん
はじめまして。コメントありがとうございます。
確かに自分の考えをこうして書いて公開するのは、結構勇気がいります(笑)
でも、自分が「こう思う」って言わないと、誰にも「それは違う」とも「それは共感する」とも言ってもらえないので、書いてます^^

北朝鮮については、ちょっと事情が違う部分もあるようですが、中国は本当に
見事なお手並みで、日本の政治家がコロリと思想を刷り込まれますよね。
カネとイロで取り込む・・・というウワサもありますが、さて日本はと言うと、カネは出せども取り込みはできず。
出すだけ出してさっぱり利益の上がらない投資は、これ以上税金でやらないでくれと思いますよねぇ。

いつもこんな調子で書いてますので、また是非お立ち寄りくださいまし。
ねこねこ
2006/07/13 02:27
石破元防衛庁長官ですか。考え方が軍人、それも海軍タイプみたいですね。
国及び国民の安全を第一に考え、常に最悪の事態を念頭に置いて作戦を立てていく。
そのために敵味方の情報を可能な限り集めて分析・検討し、その上できちっとした方向性を打ち出す。
韓国・中央日報の記事で李相熹(イ・サンヒ)合同参謀議長のコメントを読んだ時のような印象を持ちました。

石破元防衛庁長官のおっしゃる通りだと思います。もう、その通り!先の大戦での反省もしっかりと踏まえた、実に素晴らしい意見です。

さらには『専守防衛』から『先取防衛』へ変わらなくてはならないのではないか?という問題もありますよね。
(つづく)
彦勘助
URL
2006/07/14 11:14
『専守防衛』ですと、必ず日本国内に被害が出ます。被害が出てからでないと反撃できませんから。
それに対して『被害が出てからでは遅い!可能な限り自己防衛する権利はあるのではないか?』という立場が『先取防衛』なのでしょう。
そしてこの場合でも、攻撃の対象を最小限にとどめるために極めて限定した攻撃になる。
ただその先の問題としては、何時の段階で攻撃するか?それをどのようにして察知するか?と言う事でしょう。さらにはそれを可能とする能力があるか?(現在の自衛隊では無いようですネ)

目的はあくまでも『寄らば切るぞ!これ以上手を出したらこんなモンじゃ済まないぞ!』みたいなもので(笑)

私が理解している今回の議論って、この程度です。なんか中途半端みたいですけど・・・。
彦勘助
URL
2006/07/14 11:17
>彦さん
石破さんが軍人タイプっていうよりも、「軍隊って何?」をよく研究・理解している政治家なんだと思います。日本の政治家には確かに少ないタイプなので、軍人型の考え方に見えるのかも。軍事マニアだってのもあるかもしれませんけども(笑)
むしろ、私は石破さんが軍事マニアであるが故に、「シビリアンコントロール」の本質を理解してるんだと思います。

「軍(自衛隊)を動かさないことがシビリアンコントロールだ」って思ってる人が多過ぎるんですね。代表的なのが村山元総理。だから、災害出動でさえ躊躇うわけです。
ってわけで、「自衛隊って何?」から日本は始めなきゃいけない。

(続きます)
ねこねこ
2006/07/14 14:29
(続きました^^)

・・・で、彦さんは更に『先取防衛』という言葉まで踏み込んでいるのですが、私はそれってアメリカ型の「先制攻撃論」だと思います。
なので、今回の議論のかなり先にあるものだと思いますよ。

要するに、最後に書いてくださった

>『寄らば切るぞ!これ以上手を出したらこんなモンじゃ済まないぞ!』

の『寄らば切るぞ!』の部分が今回の「敵基地攻撃能力保有」。
で、『これ以上手を出したらこんなモンじゃ済まないぞ!』の部分が「先制攻撃論」。

確かに緊密に関係があるのですが、後者はかなり踏み込んでるんですね。
「やられたらやり返す・・・かどうか検討する」っていう今の状態からは一歩進んで「自衛」を考えてると思うんですけど、「先取防衛」とは違って、やっぱり「自分からは殴りかからない」のが大前提なので、そこを履き違えると議論がおかしくなると思いますよ。
ねこねこ
2006/07/14 14:36
あともう一つ、肝心なことを。
ねこねこは、「敵基地攻撃能力保有」については賛成です。
うーん、どうしても例え話になるんですけど、今までは、殴られても大丈夫なように腹筋をえらいこと鍛えてた。でも目を閉じてたのね。
それを、「目を開けて相手を見て、とりあえず手刀だけ覚えましょう」ってことだから。

今回の件で有益なことは、議論の過程で諜報と情報管理についての認識が高まることだと解釈してます。そこから更に直接先制攻撃論へ踏み込むのは、今後中・韓・北がどれだけ煽ってくるかによりますけど、そこまで行かないと思います。
むしろその前に、集団的自衛権の話が出てくると思うなぁ。
ねこねこ
2006/07/14 14:50
う〜ん、どうなのかなァ。私としては『抑止力』としての『先取防衛』という事を考えているんですけど。
つまり『寄らば切るジョ!』という所で。
実行する・しないは別問題として、少なくとも『日本にはその能力がある』という事を内外に示しておけば、軽々しく兆発しては来なくなるんじゃないか、という事で。つまりはねこねこさんのおっしゃる「敵基地攻撃能力保有」ですよね。

それにしても日本というのは変な国ですね。自国を守るのにもこんなに面倒な理屈をつけなきゃ、マトモに守れやしない。自国を守る軍事力を持つ、なんて事は独立国としては当然の事なんですけど。もっとスッキリと行かないもんですかねェ?

石破元防衛庁長官、中央日報でコメントしてましたね。かなりはっきりと述べてましたけど、でも一部??みたいな所もあって。果たして捏造はなかったのかな?と(笑)
http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=77843&servcode=500&sectcode=500
彦勘助
URL
2006/07/15 08:50
石破さんのインタビュー、読みました。URLありがとうございます。すごーく言葉を選んでますね。慎重ですが、一番韓国が「気にしてる」部分をきちんと伝えてるのでいい感じです。
ただ、安保理について否定的なのが解せないですね、これ。

で、結論から言うと、私は先制攻撃論には否定的な意見なので、『先取防衛』という言葉自体支持できないんです。造語だと思うんですけど、ただでさえ混同されやすい議論なのに、余計混乱します。
確かに、どちらも「抑止力」の話にはなりますが、対処能力の保有の是非を論じることと、先制攻撃の是非を論じることは全く別物です。

もし、『先取防衛』の解釈を私が間違えていたら、ごめんなさい。定義の説明を頂けると嬉しいです。

(また続く^^;)
ねこねこ
2006/07/15 11:03
(続きました)

「寄らば斬るぞ」の抑止力についても、彦さんと私は考える出発点が違ってるような気がしてきました。「抑止力」の説明しようとしたら気付いた(笑)

石破さんや政府が言う「敵基地攻撃能力保有論」って、あくまでもMDの導入と実戦運用が前提なんだと思います。いかに専守防衛を崩さずに、抑止力として有効なレベルまで防衛力が上げるかってことですね。じゃなきゃ、軍事的に見てこれだけでは到底抑止力にならないから。

えーと、抑止力と日本の防衛構想については、防衛庁長官賞を取った秀逸な論文があるのでURL貼っておきますね。
http://www.jda.go.jp/j/
info/ronbun/15/kotani.htm

(またまた続く)
ねこねこ
2006/07/15 11:05
(多分最後)

あと一つ、彦さんがひょっとしたら誤解してるのかなーと思うところを。

>自国を守るのにもこんなに面倒な理屈をつけなきゃ、マトモに守れやしない。自国を守る軍事力を持つ、なんて事は独立国としては当然の事なんですけど。

これ、日本が敗戦によってかなーり出遅れてるだけですよ。どこの国も、民主主義国ならば乗り越えてる(または今も乗り越えようとしている)議論です。
日本はずっと凍結されてたことを、やっと解凍し始めたところ。一足飛びに欧米諸国のレベルまで行こうと思うのは却って危険です。身の丈に合わない剣は振れないでしょう?

こうやって「何のための・・・」や「どうやって・・・」を議論することなしに、短絡的に「これ持ってれば有利」とか思っちゃうと、北朝鮮みたいになっちゃうんですよ。
ねこねこ
2006/07/15 11:11
安倍官房長官が中央日報で、『敵基地攻撃が許容されるのはどんな時点か?』の質問に、
「(敵のミサイルが)落ちて被害が発生した後になる可能性が高い」
と明言していました。私は「その前に」と考えていたんですけど・・・違いましたね。

>こうやって「何のための・・・」や「どうやって・・・」を議論することなしに、短絡的に「これ持ってれば有利」とか思っちゃうと、北朝鮮みたいになっちゃうんですよ。

北朝鮮みたいになってみたいですよ(笑)。なんなんでしょうか、あの裏づけの無いとしか思えない強気は?
ただ、日本は長いこと『軍事力は悪』という認識のもと、このような議論すらも行えないような状況でした。それからすると今の状況は進歩したんでしょうかね。
この機会に、もっと議論が進むようになるといいですね。
彦勘助
URL
2006/07/15 15:27
>彦さん
マスコミも悪いんですよ。
産経新聞の記事ですら、
「敵基地先制攻撃論」
なんて用語使ってましたから。

あくまでも今の政府が考えているのは、専守防衛の枠内でいかに1発目の被害を食い止めるかっていう対策だから。現実的なんですね。

日本が「再軍備」を議論できるようになったっていうのは、周辺国家の動きに危機感を覚えたっていうことも大きいですが、いよいよ日本に本当の意味での民主主義が根を張り始めたってことかもしれません。
一人ひとりがきちんと考えなきゃいけないので、「メンドクサイなぁ」と思う人もいるでしょうが、色々な面から議論できるといいですね。
ねこねこ
2006/07/16 12:09

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