言うだけならなんとでも。

アクセスカウンタ

zoom RSS 所詮、宮内庁は役所であると。そういうこと?

<<   作成日時 : 2006/01/15 23:56   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 8 / コメント 8

三笠宮寛仁殿下のご発言が公になってから、ブロガーさんたちが色々な意見をお書きになっています。
また、殿下のご発言を受けての羽毛田信吾宮内庁長官のコメントに、怒りを表明するブロガーさんたちも。
今日は末席ながらちょっと違った視点で書いてみようと思います。
あくまでも私の立ち位置は、女性天皇容認、女系天皇反対です。
女性天皇“も”即位が可能であるようにしておきつつ、女系天皇を認めないことで継承における空白期間を避けるとともに、その間に男系継承が可能な法整備をする、という考え方です。


まずは羽毛田長官のコメントに関する記事。

三笠宮寛仁さま発言、「憂慮」と宮内庁長官
YOMIURI ONLINE記事 http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20060112i112.htm
 三笠宮寛仁さまが月刊誌の対談などで、女性・女系天皇の容認を打ち出した「皇室典範に関する有識者会議」の結論を批判されていることに対し、宮内庁の羽毛田信吾長官は12日の定例記者会見で「憂慮せざるを得ない」と述べた。

 羽毛田長官は皇室典範改正問題について、「内閣や国会が対応すべき政治的な事柄」とし、「天皇陛下、皇太子殿下は何度かにわたって(発言を)『差し控える』とおっしゃっている」と強調。「(寛仁さまにも)そういった観点にお立ちいただきたい」と語った。

 寛仁さまの発言を巡っては、同庁の風岡典之次長も10日の定例会見で、「政治的な意味合いを持つことにならないか心配」との懸念を表明していた。


他紙では『正直「困ったな」というところです』と掲載されていたのを見かけましたが。
発行先やWeb版運営先によっては、随分と関連記事の削除が早いな、というのがまず最初の印象です。
※誰もが簡単に得られる情報ってことで(←ラクしたいのがホンネだったり・・・^^;)


そんな中、ご皇室というのはつくづく孤独な存在だなぁと思う論文に出会いましたので紹介します。
これは、2004年の記事で、皇太子殿下の『人格否定発言』に絡んでのものです。

2004年7月号 文藝春秋
異例の皇太子発言 私はこう考える
説明なさらない方がよい
徳岡孝夫(とくおか たかお)氏(ジャーナリスト)

日本財団図書館掲載)
(筆者の徳岡孝夫氏については http://f1.aaa.livedoor.jp/~ijin/tokuoka.html をご参照下さい。)

この文章からは、社会の価値観が変わるにつれて失われたもの、新しく得たものが読み取れると思います。だからと言って「昔の方が良い」ということではないのですが(私たち今の一般女性にはとても耐えられなさそうです)、目的を見失えば道を誤るということを強く感じます。
尚且つ、安易な“男女平等論”も、今の価値観からの一元的なものの見方であって、皇室の継承においては何の意味も成さないことも考えさせられましたが、皆様はいかがでしょうか?


ところで、上記の徳岡氏がお書きになっている件で、こんな記事も見つけました。

宮内庁長官・湯浅利夫の辞職を求めるネット国民運動
----「臣下」の分際を心得ぬ不忠・不敬の徒に国民の憤怒の声を!----


そして後に【雲古溜蔵の「日本萬歳!」】さんで取り上げている、湯浅氏のこんな発言があるようでして(ソースは読売のようです。Web上の記事は既に削除)。

この件以降、宮内庁では皇族方の“政治的な発言”に対して非常に神経質になっているだろうなぁと思ってみたり。

私は一昨年の事態を招いた一つの要因が、“時代の気分”であると思います。
“女性の社会進出という新しい価値観vs古来の価値観”という“気分”です。
“気分”という言葉が不適切であれば、“風潮”と言っても良いかも知れません。
そして風潮は庶民の価値観が大きく影響して形成されます。
そこには“特定の必要以上の関心”と、対する“無関心”という風潮も含まれますね。

組織として見れば宮内庁は内閣直属の一省庁でしかなく、立場としては心情とは別に官僚としての責務を果たすことを求められる、という側面もありましょう。
かつてと同様に“臣”として御側に仕えるという一面と同時に、ご皇室も宮内庁も法に従うことが第一義という一面があることも重要です。
それが、立憲君主国の一形態である今の日本の姿ではないでしょうか。

しかし、今回の皇室典範改正には単純に見ても二つの側面があると思います。
一つは、法改正という政治的な側面。
今一つは、祭祀継承という宗教的な側面。

であれば、羽毛田長官のコメントも政府側からは当然の懸念であるし、
寛仁親王殿下のご発言も祭祀継承側からは当然のご意見であるし、
政府が不敬であるとか立場を弁えぬとかっていう話でもなければ、
皇室が政治に口を出したっていう話でもないわけで。

湯浅利夫前宮内庁長官のように糾弾されることでもないかしらと。
問題にするならば、ねこねこのようなこんな素人でも二つの側面があるなぁと思うことに関して、なんで皇室会議抜きでそんなにカンタンに結論出せるんだかなぁ、っていう部分を掘り下げるしかなくって。


人は過去に戻ってやり直すことはできませんが、過去を振返り先のことを誤らない糧にすることができると思います。
日本は戦後60年の間に、少しずつ少しずつ、本来の道をはずれているような気がしてなりません。
民主主義と人々の自由・権利は尊いことだと思いますが、庶民の価値観や時代の気分では決して計ることのできない不変の価値というのは存在します。

何故なら、庶民の価値観と時代の気分は、その時々の社会形態によって容易に変化するものだからです。そんな変わりやすいものに左右されてはいけないんだと。
それが伝統であり、現在に至るまで変容を続けながら紡いできた価値ある過程、歴史だと思います。

日本は長いご皇室の歴史と伝統をどう位置づけるのか。
その歴史と伝統を継承することで、世界に対してどう応えることができるのか。
平和国家として日本が存続する為にも、大切なことかと思います。
(ねこねこの考える“平和”とはお題目のヘイワではありません。誤解なきよう)

※2006/01/16追記
語られなかった皇族たちの真実―若き末裔が初めて明かす「皇室が2000年続いた理由」を買いました。読んでみてまた少し見方が変わるかもしれませんし、変わらないかもしれません。




今日もまとまりのない文章だなぁ・・・orz
すっかり観念論になっちゃいましたが、もっと時間が欲しい!!
今期の国会提出分は一旦廃案になってしまえ!!
・・・と、まとめるとそういうことでして・・・(;´Д`)

明日は軽めの話題にするかなー。
語られなかった皇族たちの真実-若き末裔が初めて明かす「皇室が2000年続いた理由」

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(8件)

タイトル (本文) ブログ名/日時
怒り心頭・羽毛田宮内庁長官の不適切妄言 天皇問題P
 羽毛田長官は、どこまで不敬不遜、無知蒙昧、傲岸低劣なる、エセ官吏・売国奴なのだろう!  13日の新聞によると、羽毛田は、三笠宮寛仁さまの文芸春秋インタビューをとらえ、「憂慮せざるをえない」などと、デタラメな万死に値する妄言を吐いたという。 ...続きを見る
時事問題ショートコメント!
2006/01/16 02:45
緊急発言!「寛仁親王殿下」
緊急な切なる「三笠宮寛仁親王殿下」のご発言が、読売新聞1/19朝刊に発表されました。ご両親の三笠宮殿下・妃殿下共々大変憂いておられるご様子が拝察されます。また、一部に「女系天皇容認」は今上陛下のご意思であると言われているのを、否定しておられます。親王殿下は... ...続きを見る
びーちぇの別館
2006/01/19 15:59
週刊ポストを見た 天皇問題Q
「女性・女系天皇 識者14人 私はこう考える」8ページ記事を読んだ。 以下×は反対 ▲は中間 ○は賛成。記事で使われている表記を援用して。敬称略。 林真理子×櫻井よしこ×関川夏央○内田康夫○浅田次郎×猪瀬直樹▲山折哲雄○島田雅彦○伊藤理佐×石田衣良○宮崎.... ...続きを見る
時事問題ショートコメント!
2006/01/21 16:53
日本、急所の一手!一
 今日は旧暦十二月十八日。師走、雉はじめて鳴く。 本日より二日間に渡って、正論平成十八年二月号に掲載された渡部昇一上智大学名誉教授と米長邦雄永世棋聖の対談より皇室典範に関する部分をご紹介する。 しかし「皇室典範に関する有識者会議」座長の吉川さんが民青だ... ...続きを見る
悪の教典楽天市場店
2006/01/22 13:14
天皇問題R 小泉首相当初は反対だった!
 愛子様がお生まれになったのは2001年12月1日。誠に縁起のいい、1と2で構成された日付である。その翌日の新聞から。  忘れてはならない。勘のいい大衆政治家、コイズミは、当初は非常に渋い顔をして、反対していたのだ、皇室典範改悪を。一つに事実として、覚え.... ...続きを見る
時事問題ショートコメント!
2006/01/26 03:23
天皇問題S SAPIO! 皇室典範改悪反対特集! これから読みます!
よさげである。これから読む。とりあえずまだ存在を知らない人に、今号がそうした内容であることをお知らせ。小学館の回し者ではないが。 小林よしのり氏の父親が逝去されたとのこと。(同氏の連載漫画より)。心からお悔やみ申し上げたい。ともかく買おう、SAPIO! ... ...続きを見る
時事問題ショートコメント!
2006/01/26 03:23
天皇問題 その21 ここが決定的致命的問題だ!
 コアファンの意見を聞かない改悪策謀が行われている。ここが決定的な問題点だと考えられる。 ...続きを見る
時事問題ショートコメント!
2006/01/27 04:09
天皇問題 その24 SAPIO2・8号より 竹田氏の言葉、そして…
Sで紹介したSAPIOの記事を少しずつ読んでいる。実に興味深い。今回は最初の3ページ、「女系天皇を容認することは法隆寺を鉄筋コンクリートで建て替えるのに等しい」から。 ...続きを見る
時事問題ショートコメント!
2006/01/31 23:00

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(8件)

内 容 ニックネーム/日時
自分がブログで書いていることとは激しく違うんですが(笑)、ねこねこさんの仰るように、宮内庁が「天皇家が、政治論争に巻き込まれるのを恐れている」、彼らは忠臣とも見れる、というのは、よく分かるんですよね…。

準備は要りますが、皇太子殿下、秋篠宮さま、三笠宮さまなど、今のところは、40歳以上のおじさま揃いとは言え、万一の備えは出来ているんだから、「今期の国会提出分は一旦廃案になってしまえ!!」が、結局正しいんじゃないですかね…。私も自信ないですが。
 過激なほうの、こちらにもトラバさせて下さいね。
時事問題ショートコメント
2006/01/16 02:44
とても参考になる記事でした。俺も急いで決めなくても良いと思います、早く決めてあげないと帝王学が間に合わないとおっしやっているが、皇室で育つから基本的な事は自然と身につくはずですし、公務に関しては宮内庁が補佐するから、10年後位待っても問題ないと思うな。ちなみに俺も女性天皇容認で男系支持です。だから宮様がそれなりの年齢になられてから、養子の件とか、色々な解決策を検討してもいいじゃのいかと思います。
トトロ
2006/01/16 03:15
>時事問題ショートコメントさん
ありがとうございます^^
どちらもそれぞれ一つの見方ですよね。

今回紹介しきれなかったのですけど、他のブロガーさんの記事で、女系反対の立場の学者さんたちが「男系の価値をどうやって説明するか」ってことにも苦慮してる内容のニュース紹介もありました。
それで出てきたのがY染色体の話だったりして、それ自体はすごく興味深い説なんですが、伝統と文化、宗教の継承に関して科学的・生物学的根拠を持ち出さないと、皆が納得できるように説明できない・・・っていうのも、「なんだかなあ」と思ってみたり。

結局、ようやくみんなが考え始めたところで、これからまだ色んな意見が出てくると思うんです。今国会に提出されようとしている内容も“女系容認”が盛り込まれるなら、ずいぶん一方的な決め付けなので「ちょっと待って」と思いますねぇ。
ねこねこ
2006/01/16 16:32
>トトロさん
コメントありがとうございます。
今回はどっちの側の人からもお叱りをうけるかなぁと思いつつ書いてたので、素直に嬉しいです。

子どもが育っていく過程で、
「どうしてうちは他所とは違うの?」
っていう疑問は万人共通ですよね。
その際に何も帝王学を持ち出さなくても、今はできうる限り宮さま方がお側でご教育されているので私も一定期間は問題ないと思います。

何か“側室”に関する議論が前面に出ていて、皇室典範内の養子に関する事項について誰も話さないのがすごーく不思議ですよね。
ねこねこ
2006/01/16 16:48
個人的には伝統壊す必要あるの?って感じですね。

千数百年続いた伝統をほんのちょっとの議論で変えるのはいかがなものかと

女性天皇は反対じゃないですが
男子一系の制度を今まで守ったのだから
これからも・・・と思うのだがなあ?
傭兵
2006/01/16 22:49
>傭兵さん
伝統を壊してまで慌てて何かする、っていう程切迫してる訳ではないですよね。

ただ、女性天皇を認めることで数十年の時間的猶予があることは確か。
女性天皇を容認すると言っても、長子優先という項目はそのまま女系を容認することになりますから、最優先で削って欲しいですね。
ねこねこ
2006/01/16 23:35
どっかでチラッと『見送られる』ってな記事を見たような覚えがあるんですけど・・・探せない!不確かな話しですみません。で、ご紹介の本のレビューに中に、
>昭和天皇に命じられた宮家皇族たちは戦地に飛び、現地司令官らの説得に当たった。
>戦史上稀にみる迅速な武装解除の裏で皇族たちは大きな役割を果たした。

というのがありましたが、これは初めて知りました。さもありなん、という感じです。いきなり女系天皇を云々するよりも、今までどうやって皇統をつないできたか?それに学ぶのが先だと思います。徳川家にも御三家・御三卿があったのだから、天皇家にも宮様があっても不思議では有りません(逆か。徳川家がマネしたんだろうな)。という事で、宮家の皇籍復帰希望!なんちって。
なんかスッキリしない文章だな。スミマセン。
彦勘助
2006/01/17 18:00
>彦さん
>女系見送り
こんなようなやつかな?
http://www.hokkaido-np.co.jp
/Php/kiji.php3&d=20060108&j=
0023&k=200601085682
(URL分割^^;)

小泉首相はこのまま提出するつもりみたいですね。党内でも慎重論は大きいみたいですが、どうなりますか。

今『語られなかった〜』を読んでいます。
この本を読むと、日本のいわゆる“家”というものがよく分かります。古くは“氏族”から続く“どの家に属しているのか”という概念ですね。

読んでいて、女性天皇を容認するほど逼迫しているわけじゃないのかなぁ・・・くらいの気持ちになってきました^^;
ねこねこ
2006/01/17 21:30

コメントする help

ニックネーム
URL(任意)
本 文
所詮、宮内庁は役所であると。そういうこと? 言うだけならなんとでも。/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる