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zoom RSS 【亡国のイージス】を読んで考えた(´-`).。oO(・・・)

<<   作成日時 : 2005/10/05 01:07   >>

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映画を観たい観たいと思いながら、まだ観ていない。
映像で観るよりも先に、原作を読みたいと思っていたから。

亡国のイージス 上 講談社文庫 ふ 59-2

ページを繰るうちに、フィクションであることを忘れそうになる。
この本が読者に突きつけるのは
『自衛って何?戦争って何?』というメッセージだからだ。

戦闘シーンの凄惨さに本を伏せたくなりながら、やはりページから目を離せなかった。
物語中に登場する政府機関の右往左往ぶりは、現実にこんなことが起きたら、こんな感じになるだろうなと思わせる。

国同士の利害が対立する時、戦争を起こす国のトップは、現場で死んでいく兵士の顔を知らない。
最後の最後まで、監視衛星のコントロールが間に合わなかったことが、それを見事に表していた。
物語り全体が少々綺麗にまとまりすぎている印象が、やはりフィクションだなとは思うけれど。


現場の凄惨なシーン。
抑えた表現で描かれているだけに、想像で補おうとして鳥肌が立つ。

しかし、忘れてはいけないのは、自分たちの祖父ちゃん、祖母ちゃんはその光景を実際に目にしてるってことだ。それも、イヤって言うほど。見たくもないのに。
それから、現在紛争が起きている地域で暮らしている人達は、その光景を実際に目にしてるってことだ。日常的にそこに存在しているから。
似たような光景は、大規模災害に遭った被災地の人達も目にしている。


母は、幼かった頃に遭遇した空襲を、おぼろげながら覚えているそうだ。
満員列車に乗って買い出しに行く。空襲警報が鳴る。
祖母に手をひかれて線路脇を逃げる。
防空壕から覗き見て、「花火みたい」と思わず言い、周りの大人たちにこっぴどく叱られたと。

その「花火」の先には、凄惨な現場があったはずだ。
子供の認識なんて、そんなものだろう。今の戦後世代の私たちの認識も。

私は初めて人類が月に降り立った年に生まれた。
学生運動も知らない。
祖父や祖母が必死で築いた平和を、父や母が必死で築いた豊かな生活を、何一つ疑うことなく食いつぶしてきた世代だ。

ちょっとばかり高齢出産になりそうだが、これから子供が授かれば産みたいと思っている。
私たちは、自分の子供たちに何一つ疑うことのない平和を残せるだろうか?

ただ武器を捨てれば、それを残せるだろうか?
自分の子供が危険に晒される可能性がある時に、守るための武器を手にとることもできないのだろうか。

しかし、自分が武器を取れば、自分の子が大人になった時に同じように武器を手にするのではないだろうか。
そこに受け継がれるのが、暴力の連鎖だとしたら。
紛争地域の子供たちが、日本なら学齢期でありながら武器を手にするように。
また、子供たちが将来武器を持てないように両腕を切り落とされるように。
暴力の連鎖は果てしなく続いていくだろう。

かと言って、このままアメリカに護られ、他国の都合に振り回される『自衛』のあり方でいいのかというと、それも違うような気がする。
他国に依存した『自衛』というものが、どういう危険を孕んでいるかを、この本は上手く描き出していると思う。
今の日本を取り巻く状況は、フィクションをフィクションとして、架空の物語として純粋に楽しめる状況だとはとても言い切れない。

その一方で、イラクへの自衛隊派遣が延長の兆しだ。
中日新聞記事 http://www.chunichi.co.jp/00/sei/20051001/mng_____sei_____000.shtml

初めて派遣された自衛隊は『復興の日本』という呼び名を与えられ、現地の人々から期待された。
戦争・武力紛争を人為的な大規模災害と位置づけるなら、そこに日本の自衛隊(他国から見れば“軍隊”)の在り方へのヒントがあるのではないかと、ふと思った。
亡国のイージス 上 (講談社文庫)

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2008/07/09 14:58

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